2008年9月18日木曜日

第十五夜/コクワガタとキノコ

今日は仕事で京都御苑の自然環境(キノコ類と昆虫類を重点的に)を見てあるいた。時間をかけて歩くと多くの生きものの気配を感じる。最後に今日のテーマに相応しい、つまりキノコ×コクワガタのツーショット・シーンに出会う。なんだが出来すぎた演出でもあるが本当の話し。エノキの大木の根元(地表から10cm程度)にナラタケモドキが生えて、その中にきれいなコクワガタの♂が頭を突っ込んでいた。果たしてコクワガタがキノコの粘液を食べていたのかどうかは判らないが、その様子は樹液を吸っているそれと同じだった。樹液以外にこんなものにもやってくるとは初めて知った。手でコクワガタを採ろうとするとポトリと地面に落ち、あわてて落葉に潜り込んでいった。これもまったく普段と変わらない行動だった。【2008/09/18】
Photo : 写真では見にくいが、キノコと樹皮の間にコクワガタのつややかな黒い背中が見える。2008年9月18日@京都御苑

0 件のコメント: