2018年8月30日木曜日

第八百三十五夜/モノサシトンボ

昆虫の体の形は、いつみても魅力的で不思議だと思う。それはごく普通種のモノサシトンボ(Copera annulata)でも同じ事、長い脚とそこに生える長いトゲ、その長さや向きにも意味がある。シュモクザメの眼の様に左右に張り出す複眼、翅の位置にもすべて意味がある。Photo:20180829 @京都御苑

2018年6月20日水曜日

第八百三十四夜/赤いクワガタ?

鮮やかな朱色の体に、黒い大アゴ、度々噂にされるヒラズゲンイ(Synhoria maxillosa ツチハンミョウ科)特にオスは、頭部と大顎が大きい。本来は、南方系の種類だが、近年、分布を広げ、本州の温暖地でも見られるようになっている。幼虫は、クマバチの巣に寄生(クマバチの幼虫の餌である花粉を食しているらしい)して育つ。成虫の体液にはカンタリジンという有毒物質が含まれ、皮膚に付くと炎症を起こす。子どもの頃、昆虫図鑑の絵を見て、正直なんだかへたくそな絵だな、こんな虫本当にいるのだろうかと思っていた。色といい、どこか体の形のバランスにも欠ける気がしてならなかったことを覚えている。だから京都御苑で初めて見た時は驚いた、目の前にその変な虫が、変なカッコしてとまっていたからだ。クマバチ♀が開ける巣孔の側に日がな1日じっと同じ格好でとまっている。その次の行動が読めない。丸一日付き合えば行動が判るかもしれない・・・ということは何となく判っているものの、まだ彼らにおつきあいしていない。Photo:2018/06/19 @京都御苑

2018年6月19日火曜日

第八百八十三夜/カノコガ

久しぶりの投稿。今の季節、森にいけばどこででも見れる程個体の多いカノコガ( Amata fortunei  ヒトリガ科)、しかも交尾カップルが多い。昼間活動するので人目につくが、その幼虫はスイバ、シロツメグサ、スギナなどどこにでも見つける事ができる植物を食べるが地味すぎてなかなか見つける事ができない。幼虫は生葉だけではなく、枯葉も食べると言うから驚きである。昼間ふらふらと飛ぶのは、余程不味いのか、ハチに擬態しているからだろうか。Photo:2018/06/19 @京都御苑

2018年5月19日土曜日

第八百八十二夜 かわいい幼蛇

蛇と聞くと身のふりかまわず逃げ去る人や持ってるコップを投げるばかりの発作を起こす人もこれは可愛いと言わざる得ないでしょう。アオダイショウの幼蛇です。目がなんとも言えません。Photo:2018/05/16  @西圓寺、日野町、滋賀県

2018年2月26日月曜日

第八百八十一夜/ホオジロガモ

冬鳥達の北帰行が始まった。オオワシの旅立ち間近の姿も見たかったので湖北の山本山に行く。オオワシはいつもの枯れ木にゆったりと止まり、湖面を見ている、頭の中では北帰行の日を考えているのか。湖面でもカモ類がそわそわしている。北帰行の準備行動だろうか、何度もカモ類の群れが飛び交う姿が見れる。ホシハジロ、キンクロハジロに混じり一羽、ホオジロガモ(Bucephala clangulaが混じっていた。こちらと彼の間は結構な距離がある、時おりこちらをみて徐々に遠ざかる。多くのカモ類同様、ホオジロガモも生まれ故郷では狩猟の対処となっているためだろう、冬鳥の多くは警戒心が強い。Photo:2018/02/25 @葛籠尾崎、滋賀県

2018年2月19日月曜日

第八百八十夜/トラツグミ

いきもの調査で訪れた庭園で突然の出会い。トラツグミ(Zoothera daumaにしては陽当たりの良い梅林に出てくるなんて珍しい。近くでも、ツグミ、シロハラも地面で餌探しに忙しい。Photo:2018/02/19 @北野天満宮、京都市

2018年2月6日火曜日

第八百七十九夜/カワアイサ

 水浴び後体を入念にきれいにしたカワアイサ♀(Mergus merganser)が眠たそうにユラリユラリと浮かんでいた。冬越しの季節も後しばらく、渡りのために体力づくりが欠かせないだろうなと思う。Photo:2018/02/06 @高野川、京都市

2018年2月5日月曜日

第八百七十八夜/オカヨシガモ

見慣れないカモを見つける、双眼鏡で見るとオカヨシガモAnas strepera)だった。♂♀それぞれ2羽、つまり2カップルが仲良く寄り添っていた。決して珍しい種類ではないがここ高野川では個体数は少ないと思う。このオカヨシガモの♂は、他の種の♂に比べると大変に地味な色紋様だが、なかなか品があると思う。Photo:2018/02/05 @高野川、京都市

2018年2月2日金曜日

第八百七十七夜/チョウゲンボウ

チョウゲンボウは、てっぺんにとまるのが好きなので遠くからでもその居場所がよく判る。獲物を探しが始まっているようだが、獲物はいない。ようやく見つけた獲物にも逃げられる。Photo:2018/02/02 @西の湖、近江八幡市

2018年2月1日木曜日

第八百七十六夜/メジロとピラカンサ


メジロがピラカンサの真っ赤な実を食べていた。ピラカンサの実はいつも冬の終わり頃までなっていた記憶があるので、そろそろ食べ物が乏しくなってきたのかも知れない。もう少しでビワの花が咲き出すはず、そうなれば大好きな蜜も楽しめる。ピラカンサの実を楽しんでいたメジロだが、ヒヨドリ達がやってきてやむなく中止。メジロとヒヨドリは食べ物においては競合相手、さすがに大きさでは不利。Photo:2018/02/01 @聖護院、京都市

2018年1月31日水曜日

第八百七十五夜/タシギ

高野川にタシギがやってきた。この辺りで見るのは初めて、今日は買い物ついでの散歩で川岸を歩いている時に気付いた。お腹が減っていたのか食事に夢中であまり警戒心が無いようだった。長いクチバシを泥に突っ込んだり、石の下に入れたり・・・クチバシの使い方もゆっくりと観察ができた。こんな時はコンパクトデジカメの存在がありがたい。その他、イカルチドリ、イソシギ、カワアイサ、カワセミ、バン、カモ類が見れた。Photo:2018/01/31 @高野川、京都