ヤマトシジミ(Pseudozizeeria maha)のカップルを見つけた。シジミといってもお味噌に入れるオルニチンたっぷりの貝じゃありません。おそらく日本産の蝶で一番身近にいる種類。それもほとんど極小の部類に入り、翅ももの凄く美しいと言う訳でもない、だからどこにでもいるのにおそらく世間ではまったく知られていないチョウだと思う。この世間の認識は野鳥のスズメにも共通する。普通がゆえに知っているつもりであまり知らていない。幼虫は歩道の隙間にも自生するカタバミの葉を食べて育つ。なかなか逞しいチョウである。子どもの頃、庭にやって来るヤマトシジミの産卵、幼虫、蛹を観察したがあまりの小ささのためによく判らなかったことを思い出した。Photo:2015/09/30 @京都御苑、京都市
2015年9月30日水曜日
2015年9月22日火曜日
2015年9月20日日曜日
第七百七十一夜/谷に舞うクマタカ
タカ類の渡りをピークを迎えた、今日はお天気、風の吹き方申し分無い。ところが予想に反し、ハチクマ(42)、サシバ(23)、ツミ(2)、ノスリ(15)と言う結果。その他、コサメビタキ、アオバト、カケスなど。鳥には鳥の判断と言うものがあり、我々人間には判らない。中だるみの時間の中、近くに谷斜面からクマタカ(Spizaetus nipalensis)が一羽舞ってくれた。カメラを用意する間もなく谷の奥へと消えて行った。この個体はこの谷を住処としているに違いない、また会えるでしょう。Photo:20150920 @近江今津、滋賀県
2015年9月16日水曜日
七百七十夜/ホタルガ
1本の太い白帯が入った黒いマントに、大きな鳥の翅を真っ赤な覆面に飾り付けたような独特の装いの蛾・ホタルガ(Pidorus glaucopis)。一度、見ると忘れられない。ホタルに擬態と書かれている本もあるが、さて鳥たちにとって不味いのだろうか? 昼間に活動し、林の周辺の薄暗いところをヒラヒラとゆっくり飛ぶ。幼虫は、サカキ、ヒサカキの葉を食べるので、どこにでも見ることができる蛾と言っていいと思う。Photo:2015/09/15 @京都御苑、京都市
第七百六十九夜/ナミマイマイとハナムグリ
なにか悩み事でも・・・と言ってる訳ではないだろうけど。偶然の出会い、ナミマイマイ(Euhadra sandai communis)と シラホシハナムグリ。Photo:2015/09/15 @京都御苑、京都市
2015年9月15日火曜日
第七百六十八夜/スミナガシ
一筋の風に乗って現れたスミナガシ(Dichorragia nesimachus)。夏の間、飛び回っていたのだろう、自慢の美しい翅はすっかりすり切れ、鱗粉もはがれ光沢がなくなっている。もうしばらくは君の季節だ。Photo:2015/09/14 @上賀茂神社、京都市
2015年9月14日月曜日
第七百六十七夜/ハグロトンボ
せせらぎの水面ぎりぎりをリズミカルに飛び、岸辺の草に止まると時おり思い出した様にゆっくりと翅を広げ、さっと閉じる、ハグロトンボ(Calopteryx atrata)。動作といい、体の作りといい、なかなか味わい深いトンボである。
2015年9月10日木曜日
第七百六十六夜/シジュウカラが食べたもの
頭上の枝でシジュウカラ(Parus minor)がこつこつと音をたて食事をしていた。やがてこつこつの音が止んだ後に落ちて来たものは、クマゼミの外骨格だった。中身はきれいに食べられ外の硬い部分、翅はちゃんとついていた。シジュウカラが生きたクマゼミを捕らえるとは思えない(ありえるかな?)ので、きっと死んだセミを拾ったのだろう。シジュウカラの食事のメニューは多いな。Photo:20150910 @京都御苑、京都市
2015年9月7日月曜日
第七百六十五夜/ツクバネガシのドングリ
ツクバネガシの小枝を拾ったら、そのドングリのかく斗(キャップの部分)に穴一つ、切り取られた枝の断面は綺麗に。これはハイイロチョッキリ(Cyllorynchites ursulus)の仕業? コナラやクヌギの枝付きドングリにはよく見るが、ツクバネガシのものは初めて見る。Photo:2015/09/06 @京都御苑、京都市
2015年9月4日金曜日
第七百六十四夜/コスカシバ
小学校の自然観察でコスカシバ♀(Synanthedon hector)を見つける。この種の蛾はフェロモントラップで捕獲できる、個体数は少なくないはずだが自然状態で見るのはさほど機会がない。今日は、ソメイヨシノの葉上で休む個体を見つけた、産卵にでもやって来たんだろうか。スカシバの仲間を調べてみたい。Photo:2015/09/04 @境谷緑道、境谷小学校、京都市
2015年9月2日水曜日
第七百六十三夜/マミジロハエトリ
比較的どこにでも居て、かつ同定が優しいハエトリグモ=マミジロハエトリ(Evarcha albaria)。カメラのレンズに自分が映るのか、前脚を広げカメラを見上げて頭を左右に動かしていた。その動作はなかなか愛らしい。写真は♂個体。Photo:2015/09/01 @京都御苑、京都御所
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