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2018年8月30日木曜日

第八百三十五夜/モノサシトンボ

昆虫の体の形は、いつみても魅力的で不思議だと思う。それはごく普通種のモノサシトンボ(Copera annulata)でも同じ事、長い脚とそこに生える長いトゲ、その長さや向きにも意味がある。シュモクザメの眼の様に左右に張り出す複眼、翅の位置にもすべて意味がある。Photo:20180829 @京都御苑

2016年7月26日火曜日

第八百四十九夜/ウチワヤンマ

 ウチワヤンマ(Sinictinogomphus clavatus)のペア。谷戸を見渡すことが出来る枝先にテリトリーを張る。上が♂、下が♀。Photo:2016/07/24 @井上、栗東、滋賀県

2016年5月2日月曜日

第八百四十夜/アサヒナカワトンボ

春の里山で見つけたアサヒナカワトンボ♀(Mnais pruinosa)。胸から腹部の緑金属光沢が美しかった。この場所で見たのは始めてだが、例年よりも1週間程度早い気がする。Photo:2016/05/02 @こんこん山、栗東市、滋賀県

2015年9月14日月曜日

第七百六十七夜/ハグロトンボ

 せせらぎの水面ぎりぎりをリズミカルに飛び、岸辺の草に止まると時おり思い出した様にゆっくりと翅を広げ、さっと閉じる、ハグロトンボ(Calopteryx atrata)。動作といい、体の作りといい、なかなか味わい深いトンボである。

2015年8月31日月曜日

第七百六十二夜/アオモンイトトンボ

 睡蓮の葉の上で食事中のアオモンイトトンボ(Ischnura senegalensis)♂(写真上)。捕らえたものは、小型のコオロギンの仲間・マダラスズ(Dianemobius nigrofasciatus)。飛んでいる時はなかなかかわいらしいイトトンボも、この時ばっかりはいっぱな捕食者。止まる時は普段、翅を閉じるのだがこの時は半開きにしていた、少し興奮しているのだろうか。写真下の赤い個体は未成熟な♀、なかなか美しい。Photo:2015/08/31@渉成園、東本願寺、京都市

2015年8月26日水曜日

第七百五十八夜/まちに下りて来たナツアカネ

 お盆を過ぎて急に秋らしい風が吹いて来た。風に乗って山から降りて来たのがナツアカネ(Sympetrum darwinianum)。まだ暑いのか樹林地のなかで静かに休んでる、広場を群れで飛び回るのはウスバキトンボ。Photo:2015/08/26 @京都御苑、京都市

2015年8月4日火曜日

第七百五十三夜/ヤブヤンマの産卵

 薄暗い灌木の下、水際の湿った泥土に産卵するヤブヤンマ(Polycanthagyna melanictera )を観る。地面近くをホバリングしながら適地を見つけると地面に降り、腹部の先で産卵に適しているか探る。やがて、産卵管を地面に差し込むと3〜5分かけて産卵する。これを数回繰り返し、近くの下枝にぶら下がり休息。土中に産まれた卵は、2〜3週間後に孵化し、小さなヤゴは水に入っていく。このシーンを是非見てみたいものだ。Photo:2015/08/04 @京都市

2015年7月11日土曜日

第七百四十一夜/オニヤンマの羽化殻

 小学校のプログラムで初夏の森歩きを行う。歩きはじめに見つけたオニヤンマの羽化殻、同じ場所に3個並ぶ。子ども達に説明すると半数が「気持ち悪い」と言う、、、そうかな? 僕らの頃は、オニヤンマ(Anotogaster sieboldii)は夏の昆虫の中でも3本の指に入るあこがれの種類、幼虫から成虫のイメージがないからかな。Photo:2015/07/08 @花背、京都市

2015年7月4日土曜日

第七百三十四夜/マユタテアカネ

 夏はもう少し先だと思っていたら、すっかり夏の気配でいっぱいだ。マユタテアカネ(Sympetrum eroticum 写真は♂)も現れた。スマートで可憐なアカトンボ、顔に眉にような黒い紋があるのでこの名がついた。でも眉というよりは、ヒョビヒゲみたい。平地や丘陵地の、樹林で囲われた池や湿地で発生する。Photo:2015/06/30 @京都御苑、京都市

2015年5月12日火曜日

第七百十八夜/ムカシヤンマ

 谷戸のフィールドで初めて観察したムカシヤンマ(Tanypteryx pryeri)、遠くから飛んで来た時には何かわからなかった。このトンボ、ヤンマという名が付くように、ムカシトンボよりも大型でがっちりしており、体長が80 mmに達する。見た目はオニヤンマや大きなサナエトンボのようにも見えるが、オニヤンマとは複眼の色が違い、サナエトンボのように複眼が離れており、止まり方も、羽根を広げたまま張り付いた格好で止まる事が多いので、やはり独特な感じがする。日本固有種のトンボである。Photo:2015/05/10 @栗東市、滋賀県

2015年5月11日月曜日

第七百十七夜/アサヒナカワトンボ

 久しぶりにフィールドの谷戸に行けば、見違える様にみどりが美しい。いいタイミングでアサヒナカワトンボ(Mnais pruinosa)の交尾も観察できた。その他、シオヤトンボ、オツネントンボ、クロスジギンヤンマ、そして今年初めて見るムカシヤンマも観察できた。これからどんどん虫達が増えて来る。Photo:2015/05/10 @栗東市、滋賀県

2014年10月1日水曜日

第六百六十四夜/オオアオイトトンボの産卵

 すっかり秋の気配となった、そろそろオオアオイトトンボ(Lestes temporalis)の産卵時期が始まると楽しみにしていた。水辺に張り出したクサギでそれは始まった。1ペアが枝に止まっていると、別のカップルが近くやってきた。この枝では計5ペアが産卵をしていた。集団産卵が何を意味するのかは知らないが、大変に興味深い習性である。Photo:2014/09/30 @京都市

2014年8月25日月曜日

第六百五十四夜/帰って来たショウジョウトンボ

 自宅のお寺の池には、かつて多くのトンボを見ることが出来たが数年前、池の泥さらいが行われ、その後鯉が放流された。以後、トンボはオオシオカラトンボとウスバキトンボを除き姿を消した。今年ようやく数頭のショウジョウトンボ(Crocothemis servilia)が現れた、決して珍しい種でなくとも一度姿を消すと容易には戻らないことが判る。どこかの池からか飛来したのだろうか。来年からは元の様に普通に見ることが出来るかな。Photo:2014/08/25  @黒谷、京都市

2014年5月24日土曜日

第六百二十一夜/トンボの季節

 トンボの季節がはじまった。オオシオカラトンボ(Orthetrum melania)の羽化が多く見ることが出来た。モノサシトンボ、クロイトトンボ、クロスジギンヤンマなどの個体数も多くなって来た。写真は、オオシオカラトンボ♀ Photo:2014/05/24  @京都御苑、京都市

2013年10月26日土曜日

第五百五十四夜/深まる秋とオオアオイトトンボ

 久しぶりにフィールドの里山に行くとオオアオイトトンボ(Lestes temporalis)を数多く見ることが出来た。大型のトンボのようにあちらこちらと飛び回らないので目立ちはしないが、よく見ると林縁や水辺の草地でフワフワと飛んでいたり、草の葉先に休んでいる。産卵を見たかったがあいにく見れなかった。イトトンボの写真を撮っていると周囲にシカの体臭を感じた。先ほどまでシカがいたに違いない、足元にもシカの新しい足跡が無数にあった。写真の個体は♀。

2013年9月29日日曜日

第五百四十五夜/さよならウスバキトンボ

 夏前に南から飛来して数を増やしたウスバキトンボ(Pantala flavescens)もお盆をピークに、今は少し減ってきた様に感じる。本来は亜熱帯から熱帯にかけて生息するトンボだが、成虫は移動性が強く、春から暖かくなるにつれて世代交代をしながらどんどん北を目指すトンボ。秋が深まるにつれ気温の低下で、ほとんどの地域では幼虫が越冬できず死滅する。毎年この生活を繰り返すが、いずれ都市部での冬期温暖化に伴い越冬する幼虫も出て来るかもしれない。Photo:2013/09/25 @西の湖、近江八幡市、滋賀県

2013年9月25日水曜日

第五百四十三夜/オオルリボシヤンマの産卵行動

 谷戸の池で観察したオオルリボシヤンマ(Aeshane crenata)の産卵行動。
写真上:水面から30cm程の高さを保ち♂♀が互いを意識しながらホバリング(羽ばたきながら停止している)することしばし(見つめ合ってる?)。右が♀、左が♂で腹部の形に注目。
写真中:その後 、♀は水面に浮かぶ枯れ木に止まり、腹部を水中に入れ、腹部先端の産卵管を樹木組織内に差し込み産卵。少しずつ腹部の先端をずらしながら5分以上産卵をしていた。一ヶ所が終わっても、少し移動し再び産卵。述べ15分くらい続く。
写真下:♀が産卵をしている間、♂はそばで見守るようにホバリング。おもしろのは♂は腹部を90°下に折り曲げて飛び続けていること。まるで♀が産卵している時のような形である。しばらく見張りを続けるが、やがて近くに木に止まり休息。♀が産卵を終わり飛ぶと、どこからとも無く近寄って来る。この時は腹部はまっすぐになっている。
今日は、2ペアの産卵を確認した。オオルリボシヤンマは大型のヤンマの仲間で、その瑠璃色の斑紋が美しい。Photo:2013/09/25 @栗東、滋賀県

2013年9月18日水曜日

第五百三十七夜/湿原に飛ぶギンヤンマ

 台風で西の湖のヨシ原が水浸しでいつも歩くところが水路とつながり、しかたなく眺めていると現れたのがギンヤンマ(Anax parthenope)♂だった。湿原とタイトルに書いたが、湿原ではなく本当は畑である。 台風の大雨は収穫が終わった畑を湿原に変えてしまった。そこに縄張りをもつギンヤンマが何頭も飛んでいた。1頭が開放水面に持つ縄張りはせいぜい100m2(10m×10m)ぐらいだから、これだけの水面があればあまり縄張り争いも起こらない。飛んでいるトンボはオートフォーカスでは写せないので、マニュアルの望遠レンズ(300mm)を覗きながら、指先でピント合わせる。ほれぼれする飛びっぷりである。写真なんでどうでも良くなり、覗いているだけで時間が経つのも忘れてしまう。Photo:2013/09/17 @西の湖、近江八幡市、滋賀県

2013年8月27日火曜日

第五百十九夜/モノサシトンボのペア

 水辺の近くでモノサシトンボ(Copera annulata)のペアがいた。交尾中で一般的によく言われるハート形の状態である。セミの声もすっかり勢いが無くなったが、このモノサシトンボのシーズンも今年は後ひと月ぐらいだろう、このペアもこれから産卵に忙しいだろう。この母トンボ(写真の下)が産む卵は、年内に孵化し、幼虫(ヤゴ)で冬を越し、来年の5月頃成虫となる。Photo:2013/08/27 @京都御苑

2013年8月18日日曜日

第五百十四夜/夕暮れとギンヤンマ(黄昏飛翔)

本日のフィールドノートより/ギンヤンマ(Anax parthenope)の黄昏飛翔
17時00分 オオタカ(♂)、ミサゴ(ペア)、トビ上空を飛ぶ。カワラヒワ・ツバメ・スズメ、小群毎(5〜10羽)に葦原に入る。 カイツブリ、バン、カルガモ水面を行き来。ウスバキトンボ群飛、ギンヤンマの縄張り巡回飛行、交尾、産卵、休息(写真)など多数観察。時折、トンボ同士がもつれ、足元に落ちて来たり、水面に落ちたりする。
18時30分 ギンヤンマの摂食飛翔、30頭以上の群飛。水田、草地、地面より2.0〜6.0m程度で盛んに餌を獲る。ギンヤンマに混ざり、時折オニヤンマ、ヤブヤンマ(翅が淡褐色)、コシボソヤンマもいるようだ。
18時45分 コウモリ(アブラコウモリ?)の飛翔多くなる。アオサギ横切る。
19時00分 トンボの群飛に代わり、コウモリが急に多くなる。
Photo:2013/08/18 @西の湖、近江八幡市