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2015年12月5日土曜日

第七百九十一夜/トホシカメムシ

 地面の枯葉の上をトホシカメムシ(Lelia decempunctata カメムシ科)が歩いていたので撮影。しばらく観察した後、さてどうするかと近くでみていたら、餌を探していたムクドリが食べてしまった。今のカメムシは匂いが少ないのか、トホシカメムシは匂いがしないのか・・・ムクドリはカメムシの匂いなんて気にしないのか? 鳥にとっては大切な食料であることには間違いない。Photo:2015/12/05@京都御苑、京都市

2015年10月18日日曜日

第七百八十四夜/ツマグロオオヨコバイ

 普段見慣れている虫も見る角度を変えれば、「こんな顔してたっけ?」となる。これはツマグロオオヨコバイ(Bothrogonia ferruginea)、色も面白い。Photo:2015/10/16 @鹿背山、木津川市、京都府

2015年8月19日水曜日

第七百五十七夜/アブラゼミの産卵

 アブラゼミ(Graptopsaltria nigrofuscata)の産卵。産卵管は、腹部の先端ではなく中央から伸びているのが判る。普段なら翅を山形にして止まるが、この時は左右の前翅をほぼ平にして止まっていた。普段であれば近寄るとすぐに飛び立ってしまうセミもこの時はまったく動じない。Photo:2015/08/18 @京都御苑、京都市

2015年7月26日日曜日

第七百四十九夜/セミの羽化

 セミのシーズンが本格的になって来た、夕刻になると地面からたくさんの幼虫が現れ木に登り始める。幼虫の目は相当に良く見えて、登る木を選んでいるらしい、なぜなら木によっては全然ついていない木もあるから。単純に自分が地面にでて近くに木に登ると言うのとは違う感じ。写真のクマゼミ(Cryptotympana facialis)の幼虫は、松の木に登り始めるとどんどん上を目指して登っていった、どこまで行こうと言うのだろうか。Photo:2015/07/26 @京都御苑、京都市

2015年7月14日火曜日

第七百四十四夜/ベッコウハゴロモ

 ベッコウハゴロモ(Ricania japonica)を後ろから見る。前や上から見ると翅にある目玉のような紋様が睨んでいるような印象がある、さて後や下から見るとどうだろう。こちらからは翅の紋様が透けて、なにやらかわった視線を感じなくもない。小さな虫達は、このように紋様をうまく使って外敵から身を守っているのかも知れない。Photo:2015/07/14 @京都御苑、京都市

2015年7月7日火曜日

第七百三十七夜/林のステルス機?

 雨の降る中、林の下草でアミガサハゴロモ(Pochazia albomaculata)が休んでいた。形は、ベッコウハゴロモと瓜二つだが、体色は戦闘機のステルス機のようなツヤの無い暗褐色~黒褐色で、前翅の前縁中央部にはっきりした白紋を持つハゴロモの仲間。一見地味だが、翅脈を見ると非常に美しい。

2015年7月3日金曜日

第七百三十三夜/キマダラカメムシの幼虫

 最近、観る機会の多くなったキマダラカメムシ(Erthesina fullo 写真は幼虫)。比較的大型の外来性のカメムシ、幼虫の姿は一度覚えると忘れない。Photo:2-15/06/30 @京都御苑、京都市

2015年7月2日木曜日

第七百三十二夜/ニイニイゼミの初鳴き

 今年もセミのシーズンに入ったのかな? 6月21日にニイニイゼミ(Platypleura kaempferi)、続き翌22日にクマゼミの声を聞く。まだ梅雨も終わっていないのに。例年ならニイニイゼミ7月5日頃より、クマゼミはその後とメモにはある。今日見つけたのはニイニイゼミの羽化殻、下草に引っかかっている松葉に登っていた、なんと器用な事だろう。Photo:2015/06/30 @京都御苑、京都市

2015年3月17日火曜日

第七百六夜/クヌギカメムシの孵化

 冬の寒い間、クヌギの樹皮で翡翠色に輝いていたクヌギカメムシ(Urostylis westwoodii)の鎖状につながった卵塊、周りにはゼリー状のもので覆われている。この卵の色の変化があり、しぼみはじめた。今日、よく見ると孵化の真っ最中だった。この孵化したばかりの幼虫は、卵を包むゼリーのみを摂食して3令まで成長するという。この目立つ卵が野鳥に食されることなく冬を越すわけもこの卵を包むゼリーに秘密があるのだろうか。。Photo:2015/03/17 @京都御苑、京都市

2015年2月18日水曜日

第六百九十九夜/クヌギカメムシの越冬卵

 今までこんなにあっただろうかと思うほど、今冬はクヌギカメムシ(Urostylis westwoodii)の卵塊を目にする。不思議なことは、今の時期は鳥たちの食糧難の時期でもある、小鳥達を見ていると枝や幹から昆虫類やクモ類をしきりに探している、一日のほとんどをエサ探しに費やしている。カマキリの卵やイラガのマユ等は、必ず食べられてしまう・・・がこのカメムシの卵塊は食べられる気配が無い。なにか食べない理由があるのか、それともいずれは食べられるのか、これから観察しよう。Photo:2015/02/17 @京都御苑、京都市

2014年12月8日月曜日

第六百七十六夜/クヌギカメムシ

 クヌギ、コナラやカシワなどの複数のナラ科の広葉樹に集まるクヌギカメムシ(Urostylis westwoodi)。赤い脚が特徴的。晩秋、樹皮の間にヒモ状の卵を産み、幼虫は早春に孵化する。もう卵は産んだのだろうか。Photo:2014/12/02@京都御苑、京都市

2014年12月4日木曜日

第六百七十四夜/南からやって来た? ミナミトゲヘリカメムシ

 今年は、数種類の新しいカメムシに出会えた。かれらは外来種や南方系の種なのだが、今日見つけたカメムシも例外ではない。ミナミトゲヘリカメムシ(Paradasynus spinosus)は、緑がかった褐色で体の周縁部と脚は緑色の大きなカメムシ。元来南方系の種類で、紀伊半島や四国、九州、南西諸島で見られる。沖縄県ではシークワーサーを加害する害虫として知られている。Photo:2014/12/02 @京都御苑、京都市

2014年10月25日土曜日

第六百六十五夜/胸部左右の突起がすばらしいウシカメムシ

 久しぶりに出会ったウシカメムシ(Alcimocoris japonensis)。胸部左右の突起がとてもかっこいい。1cmに少し足らない大きさゆえに見過ごしがちだろうがこれがカブトムシほどの大きさであればクワガタ虫なんて比ではない。この突起が牛の角を思わせることからこの和名がある。その姿はどこかデビルマンに似ている。Photo:2014/10/23 @京都御苑、京都市

2014年9月5日金曜日

第六百五十七夜/セミに生えるキノコ

 なんかすごいものを見てしまったな〜と思う。歩いているセミの全身に白い突起物が無数に出ている。セミは死んでいるのだが、その姿は生きているようでもある。
調べるとすぐに判った、これはセミノハリセンボンというセミに発生する不完全型の冬虫夏草(キノコの一種)である。林内の地表あるいは樹幹上のセミ成虫に生じると言う、つまり死んだセミに出るのではなく、キノコが生きているセミを殺し、その結果この突起が発生するらしい。いやなかなか恐ろしい。Photo:2014/09/02 @京都御苑、京都市

2014年8月24日日曜日

第六百五十三夜/アブラゼミの夏もおわり

 お盆が過ぎて風はすっかり秋の気配? どこ無くセミの声も元気が無い。そのためだろうか警戒心が強いはずがほとんどレンズが体に触れるぐらい近づける。どこにでもいるアブラゼミ(Graptopsaltria nigrofuscata 英:Large Brown Cicada)の翅の紋様もものすごく不思議に見える。日本ではどこにでもいるアブラゼミだが、このような褐色の不透明な翅をもつ大型は世界的に珍しいようだ。Photo:2014/08/24 @京都御苑、京都市

2014年8月14日木曜日

第六百四十九夜/クマゼミの夏

 暑い夏はクマゼミ(Cryptotympana facialis)が元気である。逆にニイニイゼミは少ない気がする。太陽が照りつける雑木林の樹冠を見上げるとたくさんのクマゼミが飛び交っている。クマゼミの鳴き声は、暑さを増幅させるような気がするが、錯覚ではなく確かにクマゼミが元気な日は気温が高いようである。同じ場所に雄(左)雌(右)並んでくれた。両者共に樹液(クサギ)を吸っている。Photo:2014/08/11 @京都御苑、京都市

2014年1月8日水曜日

第五百六十四夜/ケブカカスミカメ

 今日も寒い一日だった。こんな日はなかなか虫と出会えない。でも木の幹に目を近づけていくとやはり何かしらいるものだ。3〜4mmほどの小さなカメムシ、体の特徴でケブカカスミカメ(Tinginotum perlatum)と判った。鳥を探すために遠くを見たり、虫を探すために近くを見たり、良い目のトレーニングになりそうだ。Photo:2014/01/08 @京都御苑、京都市

2013年11月5日火曜日

第五百五十六夜/キバラヘリカメムシ

 今日は、暖かく気持ちのいい秋の一日だった。今日みたいな日は、虫達もよく活動する。テングチョウ、ムラサキシジミ、オオアオイトトンボが飛び出した。クサギの葉上で日光浴をするキバラヘリカメムシ(Plinachtus bicoloripes)の幼虫が下からシルエットになって見えた。隣のニシキギでも日光浴をしたり、赤い実に口吻を差し込んで汁を吸っている成虫も多数いた。本種は、成虫越冬なのでこの幼虫もあと一回の脱皮で冬を迎えるのだろう。下は日光浴をする成虫。腹部の縁の黄色と黒色のストライプがなかなかきれい。Photo: 2013/11/05 @京都御苑、京都市

2013年10月2日水曜日

第五百四十七夜/ハリカメムシの幼虫

 カメムシって大変に嫌われてる、しかもこの嫌われ方は「えん罪」的である。確かに腹部をつかむと臭い匂いを出すこともある。その一番嫌われる匂いを実体験した人はどのぐらいいるのだろうかと思う。僕はむしろ興味深くて面白い昆虫である・・・と思う。見ている分には嫌な匂いも出さないし、それどころか美しい。興味深いと思うのは、この虫はセミの仲間で(むしろセミがカメムシの仲間というほうが正しい)「不完全変態」(蛹の段階を持たない)である。蝶の様に蛹の前後で驚く程の様変わりがないものの、幼虫時代は、親(成虫)と色も形もけっこう違うのである。写真のカメムシは、ハリカメムシ(Cletus schmidti)の幼虫である。背中の刺と触覚の節にある扁平な膨らみが面白い。成虫の様に自由に飛ぶことが出来ないので、この形で目をごまかす様に葉っぱの先端の枯れているところにいるのだろうか。Photo:2013/10/01 @京都御苑、京都市

2013年8月5日月曜日

第五百十夜/小さなセミの仲間・ヒシウンカ

 木に幹にゴミの様につく小さなセミを見た。ヒシウンカの一種(Cixiidae)らしい。ルーペで見ると、体の特徴はセミそのものだが、体長は1cmぐらいで小さい、マダラの翅を持っていた。Photo:2013/08/04 @京都御苑、京都市