2016年12月29日木曜日

第八百五十四夜/ハジロカイツブリとカワセミ

 真っ赤目をしたカイツブリ、はたしてこの赤い眼で見る風景はどんなんだろう? 興味深いことにハジロカイツブリ(Podiceps nigricollis 英:Black-necked Grebe)が魚を捕るために潜るとどこからともなくカワセミがやってきます。カイツブリに驚いた小魚が水面に上がってきたところをダイビングして獲っていました。一方のカイツブリは、カワセミのダイビングに驚き逃げる、するとまた魚が上がってくる・・・面白い光景でした。2016/12/28 @西の湖、近江八幡市、滋賀県

2016年12月28日水曜日

第八百五十三夜/ハヤブサの狩りに立ち会う


 年内最後の西の湖フィールドワーク。昼食を摂っていると近くの水面からケリのけたたましい鳴き声が聞こえた・・・そちらの方に目をやるとハヤブサ(Falco peregrinusPeregrine 英:Falcon)がケリを水面に追いつめている。ケリは泳げないので水面に蹴り落してから捕えようというのだろうか。しかしケリも水面に落ちるわけにはいかないし、ケリの飛翔能力もすごい。ハヤブサが二度三度と追い込むが捕らえられない。そこでケリが取った行動に驚く、偶然かもしれないがこちらの方に逃げてくる、2mほどのところまで飛んで来てすぐ近くの草地に落ちる。さすがのハヤブサもここまでは追えない。あきらかにハヤブサはケリと人間の位置を知っている、頭の上を舞ってケリが飛び出すのを待っているようだった。僕がケリの方に近づくと、ケリが飛び出す。ハヤブサはすかさずケリを追うが、寸前のところでケリはヨシ原に逃げ込み難を逃れた。滅多に見ることが出来ないシーンが今年最後のフィールドワークの想い出となった。2016/12/28 @西の湖、近江八幡市、滋賀県