2014年12月17日水曜日

第六百八十一夜/奈良のシカ

 奈良の東大寺南大門でホンシュウジカ(Cervus nipponが迎えてくれた。カメラのレンズが鼻先に触れるまで近づくことが出来る。こんなことが出来るのはここだけ。瞳を見るとウシ(偶蹄)目の特徴の横長の瞳孔が見える。よく剥製を見るとこれが間違っていることも多い。以前、超有名な国立公園のビジターセンターにおかれている剥製でも、その瞳はまんまるだった。Photo:2014/12/17 @東大寺、奈良市

2014年12月13日土曜日

第六百八十夜/カンムリカイツブリ

 長い首を出して泳ぐ姿を遠くから見るとまるで「ネッシー。数羽のカンムリカイツブリ(Podiceps cristatusがしきりにエサを獲っていた。とても警戒心が強かった。この辺りでは、繁殖もしているので「留鳥」扱い。Photo:2014/12/11 @西の湖、近江八幡市、滋賀県

2014年12月12日金曜日

第六百七十九夜/ハクセキレイ

 遠くから見た時、チドリと思った、ところが双眼鏡で見ると尾羽のないハクセキレイ(Motacilla alba。尾羽が一枚も無い、冬の換羽中でまだ生えそろっていないのか、アクシデントか、先天性のものなのか? Photo:2014/12/11 @西の湖、近江八幡市、滋賀県

2014年12月11日木曜日

第六百七十八夜/今年もやって来たハイイロチュウヒ

 今年もヨシ原にハイイロチュウヒ(Circus cyaneusがやってきた。遠くに雄・雌とも飛ぶのが見えていた。あまりにも遠すぎるので写真は無理、ふと別の場所に目をやり、再び前を見ると僕の20メートルほど先を綺麗なグレーホワイトのタカが横切っていった。写真に撮るのは精一杯だが、双眼鏡で見るだけで十分満足。美しい雄の成鳥だった。Photo:2014/12/11 @西の湖、近江八幡市、滋賀県

2014年12月9日火曜日

第六百七十七夜/ハナバチ?

 僕の指先に止まっているのは、ハナバチの仲間と思われる極小の蜂。太いそして湾曲した後ろ足が特徴的。「日本産ハナバチ図鑑」という図鑑に記載されていそうだが、残念ながらこの本は持っていないので週末に図書館で調べることにする。Photo:2014/12/09 @京都御苑、京都市

同定結果:アシブトコバチ科 Chalcidae、キアシブトコバチ属 Brachymeris sp. アシブトコバチは、チョウやガの蛹に寄生しています。(2014/12/13)

2014年12月8日月曜日

第六百七十六夜/クヌギカメムシ

 クヌギ、コナラやカシワなどの複数のナラ科の広葉樹に集まるクヌギカメムシ(Urostylis westwoodi赤い脚が特徴的。晩秋、樹皮の間にヒモ状の卵を産み、幼虫は早春に孵化する。もう卵は産んだのだろうか。Photo:2014/12/02@京都御苑、京都市

2014年12月7日日曜日

第六百七十五夜/その模様見事!

 樹皮の紋様に擬態するシャクガの仲間・ミドリアキナミシャク(Epirrita viridipurpurescens  シャクガ科ナミシャク亜科)。よく見ると色だけでなく、翅の紋様が止まっている樹皮のひび割れに繋がっている。この擬態見事である。但し、樹皮に酷似しているのは前翅だけで、後ろ翅は灰色で特徴的な紋様は無い。これも何かの必要性を持つのだろうか。Photo:2014/12/02 @京都御苑、京都市

2014年12月4日木曜日

第六百七十四夜/南からやって来た? ミナミトゲヘリカメムシ

 今年は、数種類の新しいカメムシに出会えた。かれらは外来種や南方系の種なのだが、今日見つけたカメムシも例外ではない。ミナミトゲヘリカメムシ(Paradasynus spinosusは、緑がかった褐色で体の周縁部と脚は緑色の大きなカメムシ。元来南方系の種類で、紀伊半島や四国、九州、南西諸島で見られる。沖縄県ではシークワーサーを加害する害虫として知られている。Photo:2014/12/02 @京都御苑、京都市

2014年12月3日水曜日

第六百七十三夜/まるでぬいぐるみ・ヨスジノコメキリガ

 ハスの枯葉で冬越し中の一頭の蛾・ヨスジノコメキリガ(Eupsilia quadrilinea。10月頃に羽化し、成虫で越冬する。翅には、名のごとく四本の筋状の紋様がある。翅の端部は、鋸目のようなギザギザになっている。一見、どうと言うこともないが顔を真正面から見るとなんともかわいらしい。昆虫と言うよりも小動物(哺乳類)の感じ。Photo:2014/12/02 @京都御苑、京都市