2013年6月30日日曜日

第四百九十夜/しばらくの辛抱・キリギリス

 川岸の草にキリギリス(Gampsocleis buergeri(♀の幼虫)がじっとしてる。そのそばでは男の子が網を片手に虫を探している。ここで不用意に動けば気付かれる、しばらくの辛抱? Photo:2013/06/30 @八瀬大原、京都市

2013年6月25日火曜日

第四百八十九夜/小さな虫

 ヨウシュヤマゴボウの葉の上を忙しく歩き回る大変に小さな虫。歩いていたかと思うと、ふわーっと近くの葉に飛び移り、また歩き出す。まったく忙しい虫である。この手の虫はよく判らない。おおよそ何の仲間かだけは判るがその先が判らない。今日見たのは「ハナノミ」という甲虫の仲間。花にやって来て蜜や花粉を食べている。この芥子粒ほどの虫にとってヨウシュヤマゴボウの葉はけっこう大きい、といっても人間にとってはたかが20cm程の葉である。さてこの虫にとってこの葉の面積はどれほどあるだろうかと・・・これも大切な「場所」であることは想像に易い。体の尺度を彼らに合わせるとどんな世界になるのだろう。Photo:2013/06/25  @京都御苑、京都市

2013年6月8日土曜日

第四百八十八夜/ムクドリの若鳥

 数日前まで親が頻繁に餌を運んでいたムクドリSturnus cineraceusの巣穴からすっかり親と見間違うばかりの若鳥が出ていた。巣の入口に止まり親の餌を待っているのだろうけど、もう親は来ない。きっと親鳥は近くの枝で見守り、餌を運ばないことで若鳥の飛び立ちを促していると思う。Photo:2013/06/08 @京都御苑、京都市

2013年6月4日火曜日

第四百八十七夜/長いヒゲを持った幼虫

今日は「虫の日=6月4日」、さていっぱい出会うかと思えどあまり出会えなかった。沢山いたのは、ながーいヒゲを持つセスジツユムシ(Ducetia japonicaの幼虫、体の3倍以上もあるだろうか。ヒゲは前方に向けられていて、身に迫るなにかしらの良からぬ気配をいち早く察知しようとしていのだろう。小さくとも後脚を後方にのばす姿は、成虫と同じだ。近くを見れば生垣の葉上のいたるところにこの小さな幼虫がいた。さてこれからどんな苦難が待ち構えているか知る由もない。頑張れ。Photo:2013/06/04 @京都御苑、京都市