モリアオガエル(Rhacophorus arboreus)のオタマジャクシもすっかり若蛙となり水辺の草地でたくさん見ることが出来る。これからその多くは水辺を離れ、周辺の樹林地へと移っていく。2歳半ぐらいの小さなモリアオガエルがハスの葉のうえで何やら思案中? Photo:2015/08/07 @京都御苑トンボ池一般公開、京都市
2015年8月7日金曜日
2015年4月21日火曜日
第七百十四夜/冬眠から覚めるツチガエル
水辺から少し離れた雑木林にツチガエル(Rana rugosa 英:Wrinkled Frog)が現れた。水辺の近くの土の中で越冬していると思っていたが、雑木林の落ち葉の下でも越冬していたんだ。夏よりも体色がずっと黒に近く、動きもまだ鈍い。
2014年8月10日日曜日
第六百四十八夜/岸辺のオオサンショウウオ
台風11号による降雨で鴨川が警報水位にまでなった。午後4時雨が止んだので川を見に行く、去年の台風12号時よりも水位は低い。橋上から下を見ると大きなものがうねっていた、オオサンショウウオ(Andrias japonicus)だった。彼らも大水の時は、岸辺に上がり避難するのだが、街中のこんな近くで見るとはちょっとした驚きである。濁流の中を上流から流れてきたとすれば体に傷みが無いので、おそらく近くの淀みの主人かもしれない。この個体は体長75cmほど。今は中国産の個体が野生化し、自然個体との交雑が90%を越えるというから、この個体も例外ではないだろう。この個体は弱っていたようだが、目先にトビが舞い降りたので驚いて水中に戻っていった。Photo:2014/08/10 @鴨川、京都市
2014年7月23日水曜日
第六百四十五夜/山の上でトノサマガエルに会う
子ども達を案内して森を歩く。里山の杉林をぬけて低い丘陵の頂きにある古寺に到着。そこで出会ったトノサマガエル(Rana nigromaculata 英:Black-spotted Pond Frog、Dark-spotted frog)の大きな♀。一般的に平地のひらけた湿地を住処にする蛙にこんな場所で出会うとは思ってもいなかった。下の水田域からはずいぶんと離れているが、その辺りからやって来たんだろう。接写をしようとさらに近づくとおしっこをたっぷりとカメラにかけて逃げていった。Photo:2014/07/23 @飯室谷、大津市、滋賀県
2014年7月16日水曜日
第六百四十夜/シッポが見えてます
ぞくぞくとモリアオガエル(Rhacophorus arboreus 英:Forest Green Tree Frog )の子ガエルが上陸している。葉の隙間に隠れる個体が多い。本人はすっかり隠れた気分になっているのだろうがシッポが見えてます。体はまだオタマジャクシを感じさせるふっくらとしたもの、皮膚もゼリーのようなみずみずしいもので、黒いシッポがまだ付いている。このシッポも1、2日で驚く速さで体に吸収されていく、このあと1週間〜10日程度の拒食期に入り、その後小さな昆虫を食べる。この頃になると目玉も出っ張って、体つきもカエルらしくなる。自分が昆虫を食べることに比べ、鳥、蜂、クモなど自分を食べる生きものの方が多いだろう。Photo:2014/07/15 @京都市
2014年7月1日火曜日
第六百三十四夜/夏の渓谷で鳴く蛙
「フィフィフィフィフィフィ、フィーフィー」と涼しげな声が渓流に響いている。声の主は、渓流にすむカジカガエル(Buergeria buergeri 、英名:Kajika Frog )。声は多いがその割に姿が見えない、体の模様はまるで小石だから見つけにくい上に、扁平な体を活かし石の間で鳴いているのだろう。アオガエルの仲間で、渓流の流れに流されない様に成体の指には吸盤が発達し、オタマジャクシの口器は大型で吸盤状になり、急流で流されないように水中の岩に貼り付くことができる。岸辺には沢山のオタマジャクシを見ることが出来た。Photo:2014/07/01 @花背・上桂川、京都市
2014年5月25日日曜日
第六百二十二夜/モリアオガエルの季節
モリアオガエル(Rhacophorus arboreus)の産卵シーズンに入った。それにしてもモリアオガエルってのは何とも哀愁の漂う生きものだろうと思ってしまう。オスがメスを誘う鳴き声があちらこちらでしていた。Photo:2014/05/25 @京都市
2014年5月12日月曜日
第六百十一夜/田んぼに蛙の卵
水の張られた田んぼには、トノサマガエル(Rana nigromaculata)の卵塊がいくつも浮かんでいる。その近くではシオヤトンボとクロスジギンヤンマが産卵している。これから日に日に生きものの数が増えていく。田んぼの周りには雑木林が広がるのどかな谷戸の風景である。少し前と変わったことと言えば水田の周囲に鹿避けネットや金網が張り巡らされたこと。今やこれは水田やあぜ道で生きものをみる時の一番の障害となってしまった。Photo:2014/05/10 @栗東、滋賀県
2013年4月14日日曜日
第四百六十夜/サンショウウオのふ化の季節
今年もカスミサンショウウオ(Hynobius nebulosus)の幼生の季節となりました。谷戸の水たまりの卵は、幼生(オタマジャクシ状)が卵塊の表皮を破って外に出るのを待っているような成長ぶりだった。このままだと干上がりそうな水たまりにある卵塊だが、天気予報は明日から雨、この水たまりの水位が増えるころには卵塊から幼生が水中に泳ぎ出すかもしれない。Photo:2013/04/14 @栗東、滋賀県
2012年10月2日火曜日
第四百十七夜/モリアオガエル
モリアオガエル(Rhacophorus arboreus)の今年夏生まれの個体(体長3cmほど)がシュロの葉上で休む。アマガエル程ではないがこのカエルも体色を周囲の色に合わせる事が出来る。写真のモリアオガエルもずいぶんと青みをおびた体色になっている。驚く事に体色だけでなく体にワックスを塗ったようなツヤが出ている。色ばかりでなく質感も似せることが出来るのか?近くには数匹の若カエルを見たがどれもこれほどツヤがない、とまっているのは光沢のないクサギの葉など。これは興味深い。水辺から離れた樹林に生活の場を移し始めているようだ。Photo:2012/10/02 @京都御苑、京都市
2012年7月24日火曜日
第三百七十三夜/モリアオガエルの旅立ち
水辺から離れた樹林地で地面をはねる小さなカエルを見つける、やっと前後の足が生えそろったばかりモリアオガエル(Rhacophorus arboreus)の子ガエルだった。オタマジャクシ時代の尾がまだ1cmほどお尻についている。注意してみると同じようなサイズの子ガエルが何匹も見つかる。正面から覗き見ると、体をぺたりと木の幹に伏せる。すでに外敵から身を守ることを知っているようだ。こんな小さなカエルが水辺から離れ樹林で暮らし始めていたことは意外だった。もう少し大きくなるまで水辺にとどまると思っていたからだ。この子ガエルの尾は、明日にはすっかり体に吸収されるだろう。その後、数日間はなにも食べない拒食期を過ごした後、蚊やハエ、クモなどの小さな昆虫を食べるようになる。このカエルが産卵のために水辺に再び訪れるのはいつになるのだろうか。名前から察する事が出来る様に彼らの生活の舞台は「森」である。この子ガエルも例外ではなく、それまで樹上が生活の場となる。繁殖が出来る程大きくなるまでには数年必要かもしれない、それまで彼らのまわりにはトカゲ、ヘビ、クモ、鳥・・・など外敵に囲まれているようなもの、どれほどの個体が無事に生き延びれるのか。頑張れケロちゃん。Photo:2012/07/24 @京都御苑
2012年7月9日月曜日
第三百六十八夜/アマガエルの若カエル
どんな生きものでも幼児顔ってあるけれど、やっぱりカエルにもあるみたい。カエルの場合は「幼児」っていうとオタマジャクシになってしまうから、正確には「若蛙」。写真の若蛙は、アマガエル(Hyla japonica)、体つきもまだ小さく、足がどことなく弱々しい、なかなか愛嬌のある顔である。
でもかわいいばかりでなくつき合うには、ちょっとばかりの注意が必要。アマガエルの皮膚はつるつるした粘膜に覆われるが、この粘膜からは体を細菌などから守るため毒が分泌されている。手で触る分には問題ないが、傷ついた手で触ったり、触った手で目や口を擦ったりすると、激しい痛みを感じ、目に入った場合は失明することもあると言う。
小学生の頃、親友のヒロシ君はなによりもこのカエルが大好きで、家の水槽には沢山のアマガエルを飼っていた。そんな彼は大好きなカエルをいつも手や顔の上にのせいていた、果たしてヒロシ君は大丈夫だったのだろうか。今考えると少々ゾッとする・・・当時の本にはそんなこと書かれていなかった。Photo:2012/07/08 @滋賀県、高島市
でもかわいいばかりでなくつき合うには、ちょっとばかりの注意が必要。アマガエルの皮膚はつるつるした粘膜に覆われるが、この粘膜からは体を細菌などから守るため毒が分泌されている。手で触る分には問題ないが、傷ついた手で触ったり、触った手で目や口を擦ったりすると、激しい痛みを感じ、目に入った場合は失明することもあると言う。
小学生の頃、親友のヒロシ君はなによりもこのカエルが大好きで、家の水槽には沢山のアマガエルを飼っていた。そんな彼は大好きなカエルをいつも手や顔の上にのせいていた、果たしてヒロシ君は大丈夫だったのだろうか。今考えると少々ゾッとする・・・当時の本にはそんなこと書かれていなかった。Photo:2012/07/08 @滋賀県、高島市
2012年7月8日日曜日
第三百六十七夜/トノサマガエル
最近、カエルと言うとモリアオガエルばかり見ていた。久しぶりにトノサマガエル(Rana nigromaculata)の顔を正面からみるとカエルと言うよりもどこかヤモリかトカゲの様な顔つき(両生類よりもは虫類的な)に見えた。目口の顔のバランスが原因だろうと思うが、不思議である。写真は♂。Photo:2012/07/06 @金勝、栗東市
2012年6月20日水曜日
第三百五十三夜/モリアオガエルのオタマジャクシ
昨日の雨でモリアオガエルの卵塊(泡)が柔らかくなり、オタマジャクシが水面に落下する瞬間を期待して、卵塊を観察する。双眼鏡で見ると泡の中でオタマジャクシの陰が動いている。少しずつ下に移動し下に出来た泡の先端から時折、オタマジャクシが1.2m下の水面に落下するのが見える。三脚を据え、望遠レンズで落下の瞬間をとらえたくて粘る・・・やっと撮れたのがこの一枚。泡から頭を出したオタマジャクシは一息ついた次の瞬間、さすがカエルの子であるピョンと跳ね水中へと落ちていった。次なる瞬間=「卵塊の下の空中で体をくねらせるシーン」を撮ろうと粘るが今日は時間切れ。泡の左上の白ごまのような粒が卵、これはもうふ化しないだろう。Photo:2012/06/20 @京都市
2012年5月24日木曜日
第三百四十二夜/モリアオガエル
今年のモリアオガエルの産卵は例年に比べ少し遅いようである。鳴き声は時々聞こえるので、丹念に水際を探せば見当たるはず・・・ようやく水際のコケの中から顔を出す個体を見つける。頭だけを出して休息している、眠たそうな面持ちである。これから産卵シーズン、さて今年はどのぐらいの卵塊を見ることが出来るか楽しみである。Photo:2012/05/24 @京都市
2012年4月7日土曜日
第三百二十七夜/雑木林に棲むサンショウウオ
2012年2月27日月曜日
第三百二十三夜/早春に産卵するニホンアカガエル

里山の水田脇でニホンアカガエルの卵を見つける。まだまだ冷たい田んぼの水、そこにはおびただしいカエルの卵があった。親ガエルは冬眠から産卵のためにいったん降雪も終わらない早春に目覚め、産卵を終えた後、もう一度5月頃まで休眠(春眠)するという変わった生態を持つ。多くのカエルやヤモリが水田を産卵場所として利用するなかで、捕食者が少ない早春に産卵し、他のカエルがオタマジャクシの間に、子ガエルとなって雑木林に帰って行く、という作戦なのか。産卵がされていた田んぼのまわりにはおびただしい卵塊以外に、イノシシの足跡と彼らが土を掘り返し荒らした草地があった。近くの水溜まりにはアカハライモリや水生昆虫の姿も見れた、確実に春が来ている。写真:(上)ニホンアカガエルの溺死、(下)水田溝の卵塊 Photo:2012/02/26 @堅田、滋賀県2011年11月9日水曜日
2010年9月8日水曜日
第二百四十一夜/シュレーゲルの旅だち
台風一過ですこし秋らしい風が吹き始めた。自然の出来事をなんとなく見ているとさほどの変化は無いように思うが、昨年の記録と見比べるとその変化が大きなことに気付く。カエルの行動も少し違っていた、これが猛暑と関係あるか否かはわからない。まだ数年の観察が必要なことは確かである。昨年は8月に入るとモリアオガエルの成体も幼体も水辺を離れ森に帰り始めたが、今年はまだ水辺の周りに残っている。今夜のゲストはそのモリアオガエルの仲間のシュレーゲルアオガエル(幼体)。モリアオガエルに近い種であるが、お肌はなめらかで、体形もすこしスマート、全体的にハンサムな感じ。モリアオガエルよりも水辺に近い場所を住処とする。この幼体は元気に葉から葉へ飛び移り移動していた、食べ物でも探していたのだろう。でもうっかりすると後ろから大きなモリアオガエルが狙っているかもよ、気をつけろよ!カエルにとっては同じ仲間であろうと自分の目の前に現れた口に入るサイズの生きものはどれも餌なのだから。Photo:2010/09/07 @京都御苑、京都市2010年8月3日火曜日
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