2011年10月18日火曜日

第三百十一夜/樹上に住むアオマツムシ

 今や街の街路樹でよく見るアオマツムシ。コオロギやキリギリスの仲間とは、思えない面構え。むしろナナフシの顔の様である、樹上に住むとこんな顔になるんだろうか。日本では本州、四国、九州に分布。明治時代に中国大陸より日本に入り帰化した外来種という説が一般的だが、原産地ははっきりせず、日本での初記録年月日も1898年という説と1908年ごろという説があるが、はっきりしていることは初記録地は東京都の赤坂榎木坂であるらしい。一生を通して樹上に住むので土の地面が無くても、少々乾燥した環境にも対応できるたくましさ、だから街のなかでも増えることが出来る。バス待ちの時に頭の上で声はすれど姿は見えず・・・形が平たく、葉や枝の上を素早い動きをするためだ。Photo:2011/10/18 @京都御苑、京都市