2016年4月24日日曜日

第八百三十九夜/オオスズメバチの女王蜂

 切り株の根元から姿を現した巨大なオオスズメバチ(♀ Vespa mandarinia 英:Japanese giant hornet)。飛ぶ気配も見せず、地面で体が暖まるのを待っているようだ。彼女にとって巣作り、子育てと忙しい季節がはじまる。Photo:2016/04/25 @近江八幡市、滋賀県

2016年4月23日土曜日

第八百三十八夜/夏のヨシ原・オオヨシキリ

 夏のヨシ原の代表種・オオヨシキリ(Acrocephalus arundinaceus 英:Great reed warbler)が「ギョギョシ ギョギョシ ギョギョシ」と鳴きはじめた。先週はまだ来ていなかったので、ようやく辿り着いたのだろう。まだ個体数は少ないようだが、これからどんどん増え、冬とはうって変り賑やかな湿原になっていく。Photo:2016/04/22 :
@円山、近江八幡市、滋賀県

2016年4月22日金曜日

第八百三十七夜/ツツドリ

 ヨシ原のカモ類が激減した今は、夏鳥が多くなって来た、今日はヨシ原の中から「ポッポッツ」と鳴き声が・・・探してみると柳の梢でツツドリ♂(Cuculus saturatus 英:Oriental Cuckoo)が鳴いていた。おそらく旅の途中での立寄か? 同じ仲間のホトトギスもどこかにいるに違いない。Photo:2016/04/22 @円山、近江八幡市、滋賀県

2016年4月15日金曜日

第八百三十六夜/シメ

 地面に落ちた松の種、桜の花をついばむシメ(Coccothraustes coccothraustes 英:Hawfinch)。体形はずんぐりしていて、派手じゃいけど味わい深い色彩の鳥。「シー」と聞こえる鳴き声と、 鳥を意味する接尾語である「メ」が和名の由来。あまり群れにならず、イカルの群れの端っこにいるみたいだ。Photo:2016/04/15 @京都御苑、京都市

2016年4月14日木曜日

第八百三十五夜/トビ

 ヨシ原を歩くと地面に映る大きな陰、頭に上にはトビが舞っている。しかもすぐ上で、見上げると目が合う。明らかに先ほどからつけられている。もちろん僕を襲うのではなく、エサを待っているのだろう。でもエサは持っていないので、カメラバッグを狙っているようだ、時おり急降下し、頭の上で「バサッ!」と羽音を残して上昇する。おそらく釣り人からエサをもらうことを覚えた個体だろうか。気候がよくなると水辺で遊ぶ人も増えるだろう、どこかで事故が起こることは否定できない。困ったものだ。Photo:2016/04/11 @西の湖、近江八幡市、滋賀県

2016年4月11日月曜日

第八百三十四夜/ヨシガモ

 水面に浮かぶヤナギや桜の落花をついばむヨシガモ♂(Anas falcata 英:Falcated duck)。近くにはカモ類の姿が見えない、どうしたことか一羽だけ。北への渡りを待っているのか、それとも渡りが出来なくなったのか? Photo:2016/04/11 @蛇砂川、近江八幡市 滋賀県

2016年4月5日火曜日

第八百三十三夜/エナガと紅枝垂桜

 紅枝垂桜の花の中、ガ類の幼虫を探すエナガ(Aegithalos caudatus。花より団子と言うけれど、花のあるところに団子があるらしく。花びらひとつひとつを丹念に探りクチバシいっぱいに幼虫を捕えていた。この後、ある一点を目指し飛び去る、きっとそこには苔玉の巣にヒナ達がたくさんいるのだろう。Photo:2016/04/04 @平安神宮、京都市

2016年4月4日月曜日

第八百三十二夜/ヤマガラに八重紅枝垂

 春ならではの光景。ヤマガラ(Parus variusがしきりに桜花につく虫を探していた。近くではエナガもたくさんのガ類の幼虫をくわえていた。僕たちの想像以上の幼虫が花には潜んでいるらしい。Photo:2016/04/04 @平安神宮、京都市

2016年4月1日金曜日

第八百三十一夜/壁のヤモリ

 出先でトイレに入ると壁についていたニホンヤモリ(Gekko japonicus)。今日は寒かったので動きが緩慢なのでゆっくり観察できた。脚の指がかわいい。Photo:2016/04/01 @守山市、滋賀県