2011年11月27日日曜日

第三百十四夜/カワセミ

 府立植物園に行く、蓮池の四阿に幾人もの鳥を撮る人たち。レンズの先は、池の中央のネットに止まる一羽のカワセミ。決して良くない場所なのにカワセミが動く度に皆さんしきりにシャターを切る。カワセミはそんな魅力を持つ鳥である事はもちろん判っているがどうもこの様な人達の動きと、このような環境での撮影は好きになれない。はなれたところからコンパクトデジカメで一枚だけ押さえた。Photo:2011/11/21 @京都府立植物園

2011年11月9日水曜日

第三百十三夜/モリアオガエルの幼体

 観察を続けているある池のモリアオガエルが冬期どこで越冬するのか知りたかった。毎年探してはいいるものの確実な事は判らない。昨年はハスの枯葉が漏斗状になった中に潜んでいるものを見つけたが果たして春までいたかどうかは判らなかった。今年も探す、やっと一頭の幼いカエルを発見。体長2cmに満たない今年上陸した個体だった。池そばの倒木の地際にあいた孔にすっぽりと収まっていた。如何にも居心地が良さそうだ。乾燥に弱い彼らは以外にも水際からはなれずに越冬していると考えても良さそうだ。Photo:2011/11/02 @京都市

2011年11月1日火曜日

第三百十二夜/秋のオオアオイトトンボ

 オオアオイトトンボ、光沢の強い緑色をした美しいイトトンボ。アオイトトンボに似るが、こちらの方がやや大きい。京都御苑界隈では、秋になってから見る事が出来る。このトンボの産卵習性は面白く、水面におおいかぶさった木の樹皮に産卵する習性がある、そのために木陰のある池でよく発生している。成虫は、池の周辺の林床や、うすぐらい草藪で見かけることが多い。体が大きい割には、脚部がキャシャだからか、草にぶら下がるように止まる。Photo:2011/11/01 @京都御苑