2016年2月29日月曜日

第八百二十一夜/イソヒヨドリ

 電車を待っているとどこからか見られている気配。ホームから少し離れた壁上にイソヒヨドリ(Monticola solitarius  英:Blue Rock Thrush )の女子の姿があった。コンクリート壁、どこかの西洋建築の看板、そして奥に民家,,,不思議な風景だが、彼らにとってコンクリートの塊は海岸の岩場にも近い環境なのだろうか。ヒヨドリに似ていることからこの和名がついているが、分類上はヒヨドリ科ではなくヒタキ科でまったく別の鳥である。Photo:2016/02/28 @山科駅、京都市

2016年2月21日日曜日

第八百二十夜/シロマダラ

 本日は、木津川市の里山で子ども達の自然観察に同行。道路上で死んで間もないシロマダラ(Dinodon orientale 英:Oriental odd-tooth snake 無毒)を見つける。頭部のみが潰されていたので車に轢かれたと言うよりも、人にマムシの幼蛇と思われた上での事故かもしれない。夜行性の蛇なのでめったに出会うことはないけれど、生息していたことを知る。Photo:2016/02/21  @鹿背山、木津川市、京都府

2016年2月19日金曜日

第八百十九夜/ホシハジロ

 ホシハジロ(Aythya ferina 英:Common pochard)。フィールドではよく見るものの写真が全然ないのに気付き、撮ろうとするが、なかなかこんな時はうまく行かない。驚くほど虹彩が赤い。Photo:2016/02/18 @西の湖、近江八幡市、滋賀県

2016年2月18日木曜日

第八百十八夜/ベニマシコ

 葭原のヨシ刈りも最盛期となった。今日は、ベニマシコ(Uragus sibiricus 英:Long-tailed Rosefinch)の数羽がヨシの茎を砕き中の綿毛のようなものを食べていた。オオジュリンがする様に食べているのは中にいる虫かもしれない。美しくかわいい姿で「フィッフィッ・・」と微かに聞こえる声で鳴き交わしていた。Photo:2016/02/28 @西の湖、近江八幡市、滋賀県

2016年2月9日火曜日

第八百十七夜/アイガモの春

 カモ類の北帰行も間近になってきた。今日は、アイガモ(マガモ×カルガモの交雑個体)のペアが交尾。下はカルガモの特徴を備えたメス、体色はカルガモだがクチバシに交雑個体の特徴があった。一方、上のオスは一見、マガモのようだが本来の特徴である頭のグリーンがブルーに近いので、こちらも交雑個体のようだ。Photo:2016/02/09 @鴨川、出町、京都市

2016年2月8日月曜日

第八百十六夜/川岸で休むオナガガモ

 川岸で休むオナガガモ(Anas acuta 英:Northern Pintail)のペア2組。一様にクチバシを翼に挟み込む様にして就寝中。脚を水底につけているので風が吹いても流されはしない。また誰かが目を開けて周囲を見ているので敵が近づこうとも問題無し。奥のペアは目をつぶり、手前右のメスが周囲を見ていた。誰とも無く順番にしているようで面白いユ繁殖地はシベリアだが、そのふるさとへの北帰行も間近。Photo:2016/02/09 @鴨川、京都市

2016年2月6日土曜日

第八百十五夜/休息するトビ

 滋賀県近江八幡の西の湖では、はやくも一部でヨシ焼きが始まった。例年よりも一ヶ月早いので、来年に良いヨシを育てるために実施したと思う。近くのヤナギの木にトビ(Milvus migrans 英:Black Kite)が休んでいる。一日のおわりの休息か、それともヨシ焼きの終わった場所で火で逃げ場を失い命を落とした獲物をと考えているのか・・・・。
Photo:2016/02/06 @西の湖、近江八幡市、滋賀県

2016年2月5日金曜日

第八百十四夜/カワラヒワ

 お寺の境内の大きなイチョウの頂きに止まるカワラヒワ(Carduelis sinica 英:Oriental Greenfinch)の小さな群れ。鳥たちはこの場所がよほど好きらしく、イカル、ヒヨドリ、ツグミ、キジバト、カワラヒワと代わる代わるやって来て、少しの間休み再び飛び去って行った。あの頂からはどんな風景が見えるんだろう。
Photo:2016/02/04 @西教寺、大津市、滋賀県

2016年2月4日木曜日

第八百十三夜/アカウソ

 サクラの梢から「フィーフィフィー」と口笛にも似た鳴き声が聞こえて来た。頭の上を見ると一羽のウソが膨らみつつあるサクラの花芽を食べていた。ウソにしては少し体色が違う・・・首から胸、腹部にかけてきれいな紅色に染まっている。亜種アカウソ♂(Pyrrhula pyrrhula rosacea 英:Bullfinch)のようである、まれな冬鳥として九州以北に渡来すると書かれている。
Photo:2016/02/04 @西教寺、大津市、滋賀県

2016年2月2日火曜日

第八百十二夜/トラツグミ

 カシ類の茂る暗い林床でミミズを獲っていたトラツグミ(Zoothera dauma 英:Scaly Thrush)。地面にいるとその体色で見つけにくいのだが、たいていの場合逃げる寸前でその存在に気付く。他のツグミ類よりも人への警戒心は強くないようで、たいていの場合はそう遠くに逃げずに近くの枝に飛び上がるので観察しやすい。あまり居場所を変えないので、居場所さえ判ればまたゆっくり観察できる。Photo:2016/02/02 @京都御苑、京都市

2016年2月1日月曜日

第八百十一夜/ハクセキレイ

 セキレイ独特の胸を張って、足を高く上げ、リズムよく歩くハクセキレイ(Motacilla alba  英:White Wagtail )。お天気のした気持ちよく歩いているのか、それとも「ワタシ・キレイデショ」って振る舞っている様に見えてしまう。Photo:2016/02/01 @鴨川、京都市