2008年9月16日火曜日

第十三夜/キアゲハ(黄揚羽)

家でパセリやニンジンをうえているとキアゲハの幼虫(黄色と緑のシマシマもよう)が見つかる時がある。このキアゲハ(黄揚羽)、アゲハチョウ科のなかではもっとも多くの国で見ることができる。これは食べる草がセリ科のしょくぶつで、そのぶんぷが広いからだろう。アゲハチョウの仲間はミカンの仲間の植物を食べるものがおおいのですが、ミカンは寒い地方ではそだたない。ヨーロッパでは、日本のナミアゲハはいなくて、このキアゲハが「ナミアゲハ」と呼ばれている。英語の名前は「Swallow Tail」(ツバメのしっぽ)、後ろバネのとくちょう(これを「尾状突起=びじょうとっき」と言います)からつけられたもの。はねをひろげると、ふちの黒いおびと青と赤のスポットもようがきれい。【2008/09/16】
Photo : 木陰で休むキアゲハ(夏型♀)、おそらく羽化したばかりの個体。(2007/8@京都・木津町)

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