2016年5月30日月曜日

第八百四十八夜/ヒメアシナガコガネ

 地面を歩く小さな美しい黄色のコガネムシを見つける。始めて見る種類、図鑑でヒメアシナガコガネ(Ectinohoplia obductaと判る。確かに後脚の長さが特徴的。Photo:2016/05/30 @ 伊那、長野県

2016年5月29日日曜日

第八百四十七夜/ノスリの巣

 仕事先で訪れた森にノスリ(Buteo japonicusの巣を見つけた。谷に入ってからノスリの姿と声がしきりにしていた、やがてカケスが激しく鳴きはじめた・・・それほど太くないアカマツの枝にそれはあった。しばらくするとノスリが現れ2羽のヒナにエサを与え飛び去った。身を隠しながら観察すると時おり白い羽のヒナが尻を巣の縁に突き出し糞をするのも見えた。巣のある木の下は、ヒナの糞が笹の葉に沢山ついていた。巣の中には、カラマツやアカマツの新鮮な枝葉が敷かれているようだ。それらの枝葉は定期的に交換されるのだろう、巣の下には枝葉が落ちていた。時おり激しくなくカケスも近くの木に巣をかけていた、距離にしてノスリの巣から10m少し離れていた。機会があればもう一度、巣立ちの頃に訪れたい。Photo:2016/05/28 @伊那、長野県

2016年5月17日火曜日

第八百四十六夜/ベニシジミ

 ヨシ原近くで見つけたベニシジミ(Lycaena phlaeas 英:Small Copper, Common Copper)。ヨシ原あたりは意外に蝶の種類が少ない。ベニシジミ、ナミアゲハ、ナガサキアゲハ、ツマグロヒョウモン、ヤマトシジミ、モンシロチョウ、モンキチョウなど。Photo:2016/05/14 @西の湖、安土町、近江八幡市

2016年5月16日月曜日

第八百四十五夜/多芸なオケラ

 田に水が引かれ慌てて地表に出て来たケラ(ケラ科 Gryllotalpa orientalis。この昆虫なかなかな多芸持ちで、泳ぎ飛び、土中を掘り進むことができる。さらに鳴くこともできる。こんな多芸な昆虫他にいるかな? Photo:2016/05/14 @安土町、近江八幡市、滋賀県

2016年5月15日日曜日

第八百四十四夜/オオヨシキリ

 ヨシ原を歩くと、さまざまな鳥の子育てを見ることが出来る。ケリ、バン、ハシボソガラス、トビ・・・そして夏のヨシ原の主人等とも言えるオオヨシキリ(ヨシキリ科Acrocephalus arundinaceus 英:Great reed warbler)。なかでもオオヨシキリの個体数の多さに驚く。Photo:2016/05/14 @西の湖、近江八幡市、滋賀県

2016年5月14日土曜日

第八百四十三夜/トウネン

 トウネン(シギ科 Calidris ruficollis  英:Red-necked Stint)が田植えのために水が引かれたばかりの田んぼでエサを獲っていた。数日前まで水が無かった田んぼにはたくさんの昆虫やミミズがいるようで、人が見る限りどこも水浸しでも彼らにはどこがえさ場になるのか判る。ここでは、トウネンの2カップル(♂2♀2)、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ムクドリたちがエサ獲りに忙しいそうだった。トウネンは、エサ獲りの合間に水浴びをしながら休んでいた。子育ての地となるシベリアやアラスカまでの道のりはまだ遠い。Photo:2016/05/14 @西の湖、近江八幡市、滋賀県

2016年5月4日水曜日

第八百四十二夜/図鑑では教えてくれない羽の匂い・ツツドリ

 朝、森の散歩で見つけたツツドリ(Cuculus saturatusの羽根。左右の翼の風切り羽のほとんどと胸の羽の一部があった。風切り羽の根元はほとんどが鋭く切られた状態なのでタカ類の捕食痕と判断。胸の羽の根元には一部皮膚も付着していた。尾羽はまったく内。その羽を標本用にビニール袋に入れて持ち帰る。さて部屋にもどり夜の講座までの間に簡単に並べ標本をつくろうとビニール袋をあけるとなんとも言えない臭さを感じた。カラスの羽の臭さにも近いか。新鮮な個体の羽なのでこれはツツドリ特有の匂い(体臭?)だろう。これもまた貴重な経験である。Photo:2016/05/04 @花背、京都市

2016年5月3日火曜日

第八百四十一夜/子育てに忙しいキセキレイ

 GWの2日間、京都北山・花背で自然観察指導。オオルリ、キビタキ、ゴジュウカラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒガラ、エナガ、キバシリ、ミソサザイ、カワラヒワ、サンショウクイ、アオバト、キジバト、ヒヨドリ、アオゲラ、コゲラ、カケス、ホオジロ、キセキレイ、セグロセキレイ、ツバメ、イワツバメ、オオタカ・・・と今の季節の野鳥が一通り観れた。なでも施設内で子育てをしていたキセキレイ(Motacilla cinerea 英:Grey Wagtail)のカップルは大忙しでだった。写真はエサ探しの合間に枝に休むキセキレイのお母さん。Photo:2016/05/03 @花背、京都市

2016年5月2日月曜日

第八百四十夜/アサヒナカワトンボ

春の里山で見つけたアサヒナカワトンボ♀(Mnais pruinosa)。胸から腹部の緑金属光沢が美しかった。この場所で見たのは始めてだが、例年よりも1週間程度早い気がする。Photo:2016/05/02 @こんこん山、栗東市、滋賀県