2012年11月27日火曜日

第四百三十一夜/アオサギの獲物は?

 池の中でアオサギ(Ardea cinerea が獲った獲物は・・・ウシガエルだった。アオサギの体から判断すると、それはかなり大きめのカエルである。獲物はサギにとってやはり大きいらしく、なんどもなんども半分まで飲み込むが、あと一息のところでカエルの後ろ足が飲み込めない。再び吐き出す、カエルをくわえているのもさ重たいのだろう、くわえている時はクチバシまで水中につけて休んでいるほどだった。同じことを何度か繰り返しやっとカエルの全身を飲み込んだ時は胸の当りがカエルの形に膨らんだようにさえ見えた。この十数分かかった格闘のあとも胸をふくらせたアオサギは水の中に立ちすくんでいた。おそらく飛び立つにも体が重いのか? 以前、鴨川で一羽のアオサギが同様に大きなウシガエルを捕らえる場面に出くわした、その時は捕らえたものの暴れるウシガエルを飲み込めず放棄したことがあった。アオサギの食事メニュの中に大きなウシガエルは特別なものでは無いようである。Photo:2012/11/17  @京都府立植物園

2012年11月18日日曜日

第四百三十夜/ゴミムシダマシの越冬

 昨年来、ナラガレ被害で枯れた大きなコナラ(目通り径75cm 樹高20mオーバー)を伐採した。地面に大きな音と共に倒れた木の幹をみていくと、幹に開いた孔(地上から6mほどにあったカミキリムシの脱出孔)が裂け、中にできた空洞には数種類のゴミムシダマシが集団越冬していた。ニジゴミムシダマシの仲間、キマワリ、ユミアシゴミムシダマシなど4種類以上がびっしりと寄り添う様に詰まっていた。伐採した木の近くにその部位のみ運び立てかけておいた。Photo:2012/11/18 @栗東市、滋賀県