2015年4月26日日曜日

第七百十六夜/アオサギは何を待つ?

 鴨川の河川敷を流れる高瀬川にたたずむ1羽のアオサギ(Ardea cinerea 英:Grey heron)。警戒心が強いアオサギだが、3mほど近くからカメラをむけても飛び去る気配が無い、かといってエサを獲っている訳でもなさそうだ。道ゆく人の多くは、このサギをスマートフォンやらデジカメで撮って行く。しばらく様子を伺っているとなにやら隣のマンションを気にしているようである。おそらくマンションの窓からエサでも落ちてくるのを待っているのだろう。市街地でも見ることの出来る大型の野鳥・アオサギの逞しさはこのあたりにあるようだ。Photo:2015/04/26 @七条、京都市

2015年4月24日金曜日

第七百十五夜/キリギリスの幼虫

 周りのことをまったく気にせず一生懸命にタンポポの花粉を食べるキリギリス(Gampsocleis spp 英:Japanese katydid)の幼虫。近くでは、ハチが獲物を探している。用心しなさいよと声をかけるも知らんぷり。Photo:2015/04/24 @安土町、近江八幡市、滋賀県

2015年4月21日火曜日

第七百十四夜/冬眠から覚めるツチガエル

水辺から少し離れた雑木林にツチガエル(Rana rugosa 英:Wrinkled Frog)が現れた。水辺の近くの土の中で越冬していると思っていたが、雑木林の落ち葉の下でも越冬していたんだ。夏よりも体色がずっと黒に近く、動きもまだ鈍い。

2015年4月2日木曜日

第七百十三夜/ゴマダラチョウの幼虫

 エノキの根元の落ち葉で冬を越したゴマダラチョウ(Hestina persimilis japonicaの幼虫が新芽を求めて枝を登り始めた。暖かな日差しを背にうけて元気いっぱい、新芽を食べたかと思うと枝にとまり眠りはじめた。この様子はやっぱり子どもなのである。かれらが蝶になるまでの生存できる確率はどのぐらいなのだろうか。Photo:2015/04/02 @京都御苑、京都市

2015年4月1日水曜日

第七百十二夜/オオキノコムシの仲間

 朽木にオオキノコムシの仲間を見つける、ヒメオビオオキノコ(Episcapha fortuniiと思われるが、近似種ミヤマオビオオキノコムシとの差異が微妙である。特定にはもう少し観察が必要。Photo:2015/03/31 @京都御苑、京都市