2008年11月24日月曜日

第四十五夜/ニホンアカガエル

近江八幡市の近江奥島の森に出かける。林縁のほとんど、そして芝生の一部がずたずたに掘り起こされている。よく見ると一面にイノシシの足跡が残る。芝生広場から林縁へ、そして小川を越え林内にいく筋にもつづく獣道。作物のない公園とはいえイノシシの被害が尋常でない、夜の様子も想像出来る。もし周辺に農地があったとしたらその被害は簡単に想像出来る。イノシシは果たしてなにを探していたのだろうか。イノシシの荒らした林縁を歩いていると足下から一匹のカエルが飛出した。目の後ろから背中に続く線の様子からこれはおそらくニホンアカガエル。こんな小さなカエルもイノシシ達にとってはごちそうなんだろうなと思う。カエルは草むらに戻っていったが、無事生き延びることが出来るか心配だ。【2008/11/23】
Photo : 2008/11/23 @滋賀県近江八幡市近江奥島の森