2013年9月11日水曜日

第五百三十二夜/クモを狩るハチ

 地面を忙しそうに歩き回る狩蜂の仲間、キオビベッコウ(Batozonellus annulatusこのハチはクモを見つけると背中に針を刺し麻痺させ、その後地面に巣穴を掘り、クモを落し込む。クモの体に卵を産み付けた後、巣穴をふさぐ。巣穴の中では卵からかえった幼虫が、生きた蜘蛛を食べて育つ。なんともクモにとっては、不幸中の幸か眠っている間に食べられてしまうというワケである。地面を歩き回っていたキオビベッコウは、時折立ち止まっては頭を地面に押し付けていた。きっと既にクモを狩ったあとで、巣穴を掘るのに適した場所を探しているようだった。Photo:2013/09/08 @栗東、滋賀県

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