2008年10月1日水曜日

第二十五夜/マシュマロのようなオオゴムタケ

京都御苑・母と子の森の朽木でキセルガイを探していた時におもしろものを発見。それは朽木のほどよくこなれた部分から出ていた。形は火鉢、質感は黒いマシュマロのような感じである。触ってみると想像通り少し固いがマシュマロの感触。小さなキノコらしい。早速、写真をキノコ専門家のS先生に送る。のちに「オオゴムタケの幼菌(らしい)」と返事を頂く。名前に加えてキノコをカットすれば中身は透明性のゼラチン質の組織が見え、火鉢状の内側に胞子を作るとも教えて頂いた。調べてみると「チャワンタケ」の仲間とある、火鉢ではなく「茶碗」だった。しかし、じっくりと見ていると水木しげるの描く妖怪のような気配があって、それは今にも歩き出しそうだった。京都御苑は歩く先から面白い生きものと出会える。【2008/09/30】
Photo : 2008/09/27 オオゴムタケ 直径25mm 高さ15mm程度@京都御苑・母と子の森

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