2008年10月15日水曜日

第四十夜/楽しい稲刈り・マムシにご用心

稲刈りのシーズンも盛りを過ぎた。かつて丘陵地の水田で稲を刈っていた時に出てきたのがこの写真のマムシ(45cm以上あったので大きな個体)。周りから稲を刈ったものだから最後に刈り残った場所から飛び出てきた。おおっマムシだ!すると今度は僕の脇から農家のおじいさんが飛び出てきて、すかさず鎌の柄で一撃、首の骨を折られたマムシは近くの小川で皮をはがされておじいさんにとって一番の収穫物となった(その夜の酒の肴=蒲焼きになったかな)。周りでそれをみていたおばあさんたちの手にはビニール袋が握られ、中には沢山のイナゴが入っていた。無農薬の水田には、昆虫がいっぱい来る、それを求めてカエルもやって来る、カエルを求めてヘビもやって来る、カエルやヘビを狙ってあぜ道にはサギが歩き、上空ではタカが飛んでいる。生きものが賑やかだから子どもたちも楽しい。みんな幸せなのがこんな田んぼ。マムシには気の毒だが、いろいろなことを気づかせてくれた。これから稲刈りをする方はマムシに注意しましょう。
【2008/10/15】 Photo : 鎌の柄の一撃でぐったりしたマムシ、特徴ある模様がよく判る。@茨城県金砂郷町

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