2008年10月6日月曜日

第三十一夜/クマバチ

石の上にクマバチ(♀)が一頭止まっている、動きは緩慢、もう飛ぶことは出来ないようだ。クマバチの体は、名前のように胸(背中)のところだけ黄色い毛だがあとは体も脚にも全身黒い毛がびっしりと生えて確かに熊のようだ。このクマバチはメス、巣の孔をなんども行き来したのだろう背中の黄色い毛はすっかりすり切れている。
クマバチは木造の建物(例えばお寺や神社)の垂木や柱、枯れた木の枝に直径10〜15mmぐらいの孔を掘って中に卵を産む。成虫で越冬するのでこの個体は昨年生まれて今年精一杯生きたのだろう。地域によってスズメバチを「クマバチ」と呼ぶので、このクマバチも危険だと思われるがこちらはいたっておとなしい。【2008/10/06】
Photo : 2008/10/04 @京都市左京区真如堂

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