2012年8月8日水曜日

第三百七十九夜/ミサゴ

 積丹半島の話のつづき。海にそそり立つ半島の突端から海側をみると眼下に岩の尖塔が見える。その切り立った尾根に2羽のミサゴ(Pandion haliaetusを見つける。(写真中央の岩稜上の草地に2羽が見える)写真には写っていないがすぐ右にも尖塔があり、その頂きには巣があった。巣には一羽のヒナ鳥が見えた。おそらく写真の2羽は親鳥で、巣にいるのは巣立ち可能なヒナ鳥と思う。両者はしきりに鳴き声を交わしていた。別の岩島の頂きにはハヤブサが居た。愚かだった、身軽に歩こうと車に望遠レンズを置いてきてしまったのだ。取りに戻るには時間的余裕が無かった。時間の許すかぎり双眼鏡で眺めていた、ハヤブサは飛び去り、ミサゴはいっこうに動く気配が無く鳴き声だけ響いていた。
 さてこのミサゴの英名は「Osprey」最近よく聞く名前である、本物のOspreyはあの鈍重なデザインの機体ではなく、すごくきれいな海鷲で、急降下し水面近くで脚を伸ばし両足で獲物(おおくは魚)を捕らえる。Photo:2012/08/07 @積丹半島、北海道

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