2012年8月10日金曜日

第三百八十一夜/突然の出来事・チゴハヤブサ

家の裏の公園に朝の散歩。キィ・キィ・キィ・キコ・キコ・キコ・・・・興奮した鳴き声と共にすごい勢いでタカが飛んできた。小鳥が高木の込み入った枝の中に逃げ込んだ、獲物の小鳥を追ってきたようだ。タカは小鳥が逃げ込んだ樹のまわりを勢い良く旋回し始めた。そのタカは、チゴハヤブサ(Falco subbuteoだった。数回旋回を繰り返し、枝先に瞬間止まったかと思うと、やって来た反対の方向に飛び去った。結局、この狩りは失敗のようだった。この間10秒に満たない出来事だっただろう。チゴハヤブサがくるまでは小鳥のさえずりで賑やかだった森もこの時ばかりは、静かになりチゴハヤブサの鳴き声だけが際立った。チゴハヤブサが飛び去った後は元のさえずりで賑やかな森に戻った。
  チゴハヤブサを見たのは初めて、もちろん狩りも初めてだ。なんだか実際にあったのかどうかも確信できないぐらいの突然の出来事だった。写真はこの2枚だけ、不満足だが良しとしよう。写真上:瞬間、梢に止まる。写真下:鳴きながらすごいスピードで梢を旋回している、小鳥が飛び出てくるのを狙っているのだろう。翼は細く、完璧に揃った尾羽がきれいだ。Photo:2012/08/07 @白樺緑地、石狩当別、北海道

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