2012年8月24日金曜日

第三百九十四夜/獲物を狩るのも命がけ?

 植物園の園路で見つけたオオモンクロベッコウ(Anoplius samariensis。このハチはベッコウバチの仲間で大きなクモに麻酔をかけ捕獲し、地面にあけた孔に運び入れ、卵を産む習性を持つ狩蜂の仲間。大きなクモ(写真のクモはアシダカグモの仲間)を狩るので、蜂も飛んで獲物を巣孔まで運ぶ事は出来ない。獲物のクモは、草むらなんかにいる。たとえ獲物を捕らえたからいっても巣孔までは草や枯れ枝、小石等の障害物を乗り越えていかねばならない。今日は獲物を捕らえ巣孔に運び入れようと園路を歩いていたところをタイミング悪く管理車にひかれてしまったようだ。それを見つけたのがアリ達。獲物を狩るのも命がけなのである。この蜂は、真っ黒の体に大きな2対のオレンジ色を腹背面にもつ。Photo:2012/08/24  @神戸市立森林植物園、神戸市

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