2012年6月2日土曜日

第三百四十五夜/ナミアゲハを見る不審者?

 今日はどこにでもいるナミアゲハなんですが、よく見ると地味ではあるがけっこうきれいな蝶である。この蝶を見ると必ず 日高敏隆先生の「チョウはなぜ飛ぶか」(日高敏隆選集 I )を思いだす。ナミアゲハの♂にとって白黄色と黒のシマの紋様が♀の存在を判断する大切で魅力的なサインなのである。
 実はこの写真の向こう側(樹木の向こう側)には中学校の体育館がありちょうど学生がバレーボールの練習をしていた。僕が蝶の写真を撮っていたところ、それを少し離れて見ていた知人から「不審者扱いされるぞ」って注意されたのだ。なにが問題か判らなかった、それは生徒の写真を盗み撮りしているのと間違えられるというだ。大人が虫に興味を持つことはそれだけでも不審者的に思われそうなのに、加えて背景までもが問題となるとは本当困ったものである。Photo:2012/06/02@守山、滋賀県

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