水際の草地から白いイトトンボがフワフワと飛び出てきた。羽化して間がないモノサシトンボだった。翅も体も白く柔らかそうだが、唯一眼部だけが色を持っている。セミもトンボも羽化直後なのに複眼部だけはちゃんと色がついていて、周辺の様子がよく見えるようである。彼らにとって羽化する時が一番危険な状態である、そのような状況のなかでもさまざまな判断が出来る様に目だけはすっかり機能していると言われている。Photo:2012/06/12 @京都御苑
私たちの暮らしのそばで多くの生きものも暮らしています。よく見るとそこには私たちの想像もつかないすごい出来事や新しい発見、豊かな創造性、芸術性・・・なによりも変化に富んだ命があります。そんな生きものたちの暮らしや季節の様子はどこか懐かしくもあり、未来的でもあります。
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