2012年6月26日火曜日

第三百五十八夜/カメムシの幼虫

 何でも子どもはかわいいものである。やはり体つきが凝縮された「子ども体形」がそうおもわせるのか。一般的に嫌われ者のカメムシ(写真=クサギカメムシ Halyomorpha halys )だってご覧のとおりなかなか愛おしい。真ん中の白い球が卵全部で26個あるようだ、卵の上にとまる赤いのが1齢幼虫(1匹)、うじゃうじゃいるのが2齢幼虫(17匹)。全部兄弟だから2齢幼虫になったばかりだろう(1齢が脱皮すると2齢になります)。卵の個数に比べ幼虫の数が8匹足りない、近くにいるのか、それともクモにでも食べられてしまったか? 彼らにとってまわりには天敵ばかりで兄弟で「うじゃうじゃ」いるのが一番安全なのだが、大きくなるにつれ徐々にまわりの草地に散らばっていく。Photo:2012/06/26 @京都御苑、京都市

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