2009年7月6日月曜日

第百十五夜/イラクサを食べるカミキリムシ


 昨日の森での企画会議の後、周辺の谷戸を歩く。春に草を刈られた畦にはカラムシ(イラクサの仲間の植物)が早くも成長していた。カラムシの葉上には、水色の体におもしろい模様を持ったカミキリムシを見つけた。このカミキリムシ、名前を「ラミーカミキリ」と言う、体長10〜15mmほどの小さな種。胸部は青白く、上から見て黒い斑が2つ見えるのが特徴。この種は江戸時代後期に外国から入って来た外来種と言われている。成虫はカラムシ、ヤブマオ、ムクゲの葉や茎を食べ、幼虫はその根や茎を食べる。植物・カラムシ属亜種にラミー(衣料用の繊維材料として利用、 ラミー=マレー語・フランス語も同発音,チャマもしくはチョマ:中国語)があり、それを食べることから名前が付けらた。写真を撮ろうと近づくとあと一歩・・いいタイミングで飛んで逃げてしまう。体の模様は「ガイコツが黒い帽子にベスト着て、パンツをはいている、なんとベストにはちゃんと左右のポケットまで付いている」ように見えませんか? 
Photo:2009/07/05 @栗東、滋賀県

0 件のコメント: