2009年7月5日日曜日

第百十四夜/山で会ったイシガメ

 今日も森で一日を過ごす、目的は秋に行なう里山遊びの現地下見+企画会議。場所は栗東の街からほどちかい里山の谷戸。森の池にはモリアオガエルの卵塊がいくつも木に着いていた。林縁にある長さ10m,幅30cm、水深15cm程度の水たまりでカエルとイトトンボの写真を撮っていたら、水中から顔をだしたのがこの可愛いニホンイシガメ(まだ10歳ぐらいか?)。体が赤いのは、この谷の水に鉄分が多いため。水中から取り上げて歩き出すのを見ていると、歩きかたが少し変だ。いっこうに後ろ脚を出さない。亀の体をひっくり返して判った・・・後ろ足が半分ぐらい無い。無いと言うよりも極端に短い、無くなっている訳ではなく爪はあるので生まれもってのことだろう。体を見られて、写真を撮られて・・・、迷惑な出来事にも関らず元気にもとの水たまりに戻っていった。この水たまりは湧き水だから干上がることも無い、餌も多い、人も来ない・・暮らしやすい環境だろう。でもこんな場所に仲間はいるんだろうか?もし近い場所に居たとすればどうやって出会うんだろうか?
Photo:2009/07/05 @栗東、滋賀県

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