2009年7月8日水曜日

第百十七夜/陸に上がったアマガエル

 田んぼや水辺の草地にアマガエル(*)の子ガエル(幼体)がたくさんいた。まだ尾っぽを付けたまま(消えていない)ものも多い。どの個体もまだオタマジャクシの面影が残っている。親(成体)の様に手足がしっかりしていない、カエルのトレードマークの目玉も出っ張っていない大きくない、皮膚も薄い。今までの水中でのエラ呼吸から陸上での肺呼吸に大きく体の機構が変化する。餌も変わる、オタマジャクシ時代の様に植物質や動物質の食べ物を口でなめとる食べ方から、陸上で昆虫等を素早く捕らえる食べ方に大きく変わる。「両生類」と言われる由縁である。今まで水中の生活以上に敵も多いだろう。これからしばらく水辺を離れ、いっぱい餌を食べ、しっかりとした体になっていく。
注:*正式には、ニホンアマガエル。Photo:2009/07/05 @栗東、滋賀県

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