2009年10月29日木曜日

第百六十四夜/ナガサキアゲハがやってきた

 自宅の庭においてあるレモン(鉢植え)に待ち望んでいたナガサキアゲハがやってきた・・・といっても成虫は見ていない。レモンの実を栽培しているので薬剤は一切使っていない。そのレモンの葉にナガサキアゲハの幼虫(大きな方、奥の小さな幼虫はナミアゲハ)がついていたと言う訳である。毎日眺めていると同じアゲハの仲間でもアゲハチョウ(ナミアゲハ)やクロアゲハとは少し行動が違うようだ。アゲハチョウの幼虫が葉表にべたりと止まっている時も、こちらは大きな体を葉の重なっているところや葉裏にいつもいる・・・若齢幼虫では葉表に止まっているが、終齢幼虫では常に陰の様なところに止まっている。鳥等の捕食者から見つからないようにしているのかどうかは判らない。さて終齢幼虫も蛹への脱皮の頃になるとつぎつぎと姿を消していく、蛹になるために木から離れていくのだろう。このレモンは実を育てる為になるべく日当たりの良い場所に置いている、こんな場所にはクロアゲハな滅多にやって来ない。一般的に黒っぽい色のアゲハは日陰が好きなのだが、ナガサキアゲハが日当たりが好きなようだ。成虫も夏の炎天下、グランドの様な日当たりの良い場所を飛んでいる。(逆に言えば、日陰を飛ぶ黒いアゲハはクロアゲハ、炎天下を飛んでいる黒いアゲハはナガサキアゲハと思っていいだろう)成虫は、第十七夜、第九十二夜をご覧下さい。Photo:2009/10/29 @岡崎、京都市

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