2009年10月6日火曜日

第百五十一夜/ハチみたいなハエ=ホソヒラタアブ

 今夜の虫は、ハチをまねたハエ、ホソヒラタアブ(ハナアブ科)。体の虎模様はミツバチにそっくり、でもよく見ると触覚や口の形が違う、翅も左右2枚しか無い。体色を黒くするとハエである・・・そう、アブはハエの仲間である。ハナアブにこの模様が多いのは、毒をもっていないアブがハチに似せて身を守っているからだと言われている。つまり同じ花の蜜を吸うミツバチに似ることによって効果的に身を守ることができると言う訳。このホソヒラタアブは飛ぶのがとてもうまく、空中で停止したり(ホバリング)、交尾も空中で行なう。成虫は花の蜜を吸うが、幼虫はウジ虫型で草木の葉上でアブラムシを食べる。写真の花はミゾソバ。Photo:2009/10/03 @トンボ池、京都御苑

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