
以前、自庭の花にハチドリが来たと言って連絡をもらった事がある。その方は日本にもハチドリがいると子どもの頃から信じていた。話しを聞くとどうも、というかやっぱり「
オオスカシバ(大透翅)」のようだった。確かに花に来る姿も色も
ハチドリのようだものな〜、蛾とは思わないよな〜。しかも羽化したばかりだと翅にも緑色の鱗粉が付いているのでなおさらハチドリのようだ(鱗粉は、すぐにとれてしまって透明な翅になってしまう)。僕の友人はこの蛾を「エビガ」とか「エビバチ」と呼ぶんだと教えてくれた。確かに「
海老フライ」のようでもあるものな〜、
ハチにも似てるし。よく特徴をつかんで名付けたと感心した。今日のオオスカシバは、写真を一枚だけ撮らせてくれた後、「ブンッ〜」って翅音を残して飛び去ってしまった。その後姿はやっぱりハチドリ的だった、いやハチドリがムシ的なのかも知れないな。クチナシの葉がムシに食われていたら、きっと緑色のイモムシが見つかるはず。それはこの蛾の幼虫だ。
Photo : 2009/06/23 @京都御苑、京都市
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