2009年6月13日土曜日

第九十七夜/いつも元気なコミスジ

 コミスジと言うタテハチョウの仲間がいる。少し樹々がある所に行けばどこにでもいる(少なくとも京都には)。日本を出ても、台湾、朝鮮からヒマラヤ、ヨーロッパまでどこにでもいるらしい。そんな蝶だから虫を採っていた時は、とるべき蝶がいない時に練習がてら採っていた記憶がある。さて、写真を探して気づく・・・写真が無い。愚かな事に写真を採っていなかった。いざ写真を撮りにいくといなかったりする、いてもなかなか思う様に撮れなかったりする。少し羽ばたいては滑空するような特徴的な飛び方。小さいがなかなか元気のいい蝶で、林縁や樹間の見晴らしのいい枝の先にとまり縄張りを守っている。ハルジオンなどの花にも来るが、縄張りを守っているときの方がずっといいかっこいい。幼虫の食樹はクズ、ハギ、フジなどのマメ科を広く食べる。コミスジに近い種で「ホシミスジ」というのがいるがこちらは庭木によく使われる、ユキヤナギやコデマリを食べるので近年街でも増えているという。名前は「小さなミスジチョウ」の意味。Photo: 2009/05/31 八幡山、滋賀県近江八幡市

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