2012年9月26日水曜日

第四百十二夜/マツモムシ

 小さな池で見つけたマツモムシ(Notonecta triguttata。写真を撮るためにすくい捕り地面の置いてみる。普段は水面下に腹面を上に向けて、つまりひっくり返った状態で生活している。後ろ足が長く、ボートのオールのような動きで水中を泳ぐ。体にはビロードのような細かな毛(?)が密生して一滴の水さえもはじき返している。背中はベッコウ(ウミガメ)の様な模様で、その姿もウミガメのような感じである。けっこう飛ぶのが上手く、以外に移動するようだ。カメムシの仲間で、小さな水面に落ちた小動物などの体に鋭い口吻を刺し、体液を吸う。だからこいつをうっかり握りしめるとその口吻を皮膚に一差しされ、これが大変な激痛なのである。これは昆虫少年はだれもが経験するものである。Photo:2012/09/25  @京都御苑、京都市

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