2010年9月29日水曜日

第二百四十九夜/クロコノマチョウの2齢幼虫

 ススキの葉にクロコノマチョウの幼虫(2齢)を観る。葉の左側には卵跡が白く残り、ちょうど11個がここに産卵されたことがわかる。さて白い跡はあっても卵殻がない・・・これはふ化した幼虫(1齢)が食べてしまうから。若齢幼虫は産まれた集団で行動を共にし、やがて個別の行動となる。この若齢幼虫の集団は全部で5頭、あとの6頭の姿が見当たらない。はやくもクモ等に食べられたか、脱皮に失敗したかだろう。写真ではわかりづらいが頭には左右に小さなツノ状の突起があり、赤ちゃん鬼といった面持ちである。クロコノマチョウの幼虫は、ススキやジュズダマ、ヨシなどを食草とする。Photo:2010/09/28 @京都御苑。京都市

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