2010年9月28日火曜日

第二百四十八夜/ススキの葉陰からのぞく虫

 草むらでクロコノマチョウの幼虫を探している時に、ススキの葉軸の中に潜んでこちらをうかがう泡吹き虫(アワフキムシ)の一種を見つけた。ゴルゴ13のようなクールな目つきがなかなかイカしている。幼虫時代は身を守るために自分のおしっこ(排泄物)をあわ立てた泡状の巣のなかにいるが、成虫になると写真のように立派(?)なセミ状の体形となる。これからわかるようにこの虫はセミの仲間。幼虫時代のように成虫になった今は逃げも隠れもせず、危険が迫ったらジャンプ一発、すこい速さで逃げ切ってしまう。Photo:2010/09/28 @京都御苑、京都市

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