2014年5月29日木曜日

第六百二十四夜/レンガにとまるエダシャク

 買い物帰りに写真館の外壁にとまる小さなガを見つけた。レンガとレンガの間(目地)が1cm程度なのでその大きさがわかる。翅幅は約3cmほどだろうからガの仲間としては決して小さくはない。ガの仲間はものすごく種類があり、さらに同じ種類でも体色の変化が大きいものもある。翅の紋様が個性的な種は別としても、門外漢としてはさっぱり判らない。ただ不思議なもので数を見ることでなんとなく「これは***の仲間」ぐらいは判る様になるものだ。その「なんとなく***」が判らないと図鑑の1ページ目からの絵合わせになり大変な作業である。今日見つけた蛾は、「なんとなくシャクガ」である。体の大きさ、翅の感じ、からつまり「シャクトリムシの成虫」であることは判った。 調べてみるとナカウスエダシャク(Alcis angulifera シャクガ科エダシャク亜科)に酷似している。
ただし本種は体色の個体差が大きく写真からの完全な同定は出来ない。触覚の形状からじゃ雌雄の区別はつく。まあ今夜は「ナカウスエダシャクの♀と思われる」という着地点でヨシとしよう。Photo:2014/05/29 @岡崎、京都市

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