2014年5月17日土曜日

第六百十五夜/草地に響くキジの声

 畑地に雌を求める雄キジ(Phasianus versicolor)の「ケーンケーン」と鳴く姿が目につく。雄は濃い緑色の体で、繁殖期になると、ハート型の赤い顔が遠くからでも目立つようになる。日本の国鳥で、昔から日本人とかかわりの深い鳥として、「桃太郎」をはじめいろいろな物語に登場する。意外に個体数は多い、大型の鳥で、特に雄は縄張り意識が強いので見通しの良い路や畦に現れる、だから田園地帯を走る電車の車窓から目にすることも多い。写真は車の前10mほどの距離に現れた個体で、静かに車を降り見ることが出来た。さらに近づくと一定の距離を保ちながら歩き、やがて静かにムギ畑に消えていった。Photo:2014/05/16 @近江八幡市、滋賀県

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