2014年5月20日火曜日

第六百十八夜/コアオハナムグリ

 コアオハナムグリ(Gametis jucunda、緑色の体に白点を散りばめた小さなハナムグリ。体にはうぶげ状の細かい毛がたくさんはえている、これが見ようによってはクマバチのようでもある。ハナムグリやカナブンの仲間は、前翅の付け根近くの縁に窪みがある、この窪みから後翅をだして飛ぶ、カブトムシやクワガタのように前翅を広げて飛ばず、前翅は体につけたままで素早く飛び回る。これから夏にかけて林の周辺や原っぱで普通に見られ、個体数も多い。花のまわりを盛んに飛び回って花粉を食べる、写真の個体はキショウブの花びらを食べていた。「ハナムグリ」は「花潜り」が転じたものだと言う。体の上面にはまだ土がついていた、羽化して地上に上がって来たばかりだろうか。Photo:2014/05/20 @京都御苑、京都市

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