2013年5月18日土曜日

第四百七十八夜/消えるテングチョウの幼虫

 越冬したテングチョウ(Libythea celtisの母蝶が春になって生んだ卵から孵った幼虫もすっかり終齢幼虫となった。孵化したばかりの小さな頃はものすごく沢山の幼虫が見れるが、この幼虫も日ごとに消えていく。よくよく見ればシジュウカラやエナガ達がついばんでいくようだ。小鳥達も子育て中や、巣立ちヒナの姿がよく見れる、彼らの大切な食料となっているようだ。小鳥達を観ていると実によく蝶や蛾類の幼虫を探し出していることがわかる。特にテングチョウのように幼虫が群れている場合はしきりに同じ場所にやって来る。だから今やテングチョウの終齢幼虫もたった2匹になってしまった。この2匹も蛹に成るまであと数日、それまで生き残れるかその確率は極めて低いと思う。Photo:2013/05/17 @京都御苑、京都市

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