2012年7月9日月曜日

第三百六十八夜/アマガエルの若カエル

 どんな生きものでも幼児顔ってあるけれど、やっぱりカエルにもあるみたい。カエルの場合は「幼児」っていうとオタマジャクシになってしまうから、正確には「若蛙」。写真の若蛙は、アマガエル(Hyla japonica体つきもまだ小さく、足がどことなく弱々しい、なかなか愛嬌のある顔である。
 でもかわいいばかりでなくつき合うには、ちょっとばかりの注意が必要。アマガエルの皮膚はつるつるした粘膜に覆われるが、この粘膜からは体を細菌などから守るため毒が分泌されている。手で触る分には問題ないが、傷ついた手で触ったり、触った手で目や口を擦ったりすると、激しい痛みを感じ、目に入った場合は失明することもあると言う。
 小学生の頃、親友のヒロシ君はなによりもこのカエルが大好きで、家の水槽には沢山のアマガエルを飼っていた。そんな彼は大好きなカエルをいつも手や顔の上にのせいていた、果たしてヒロシ君は大丈夫だったのだろうか。今考えると少々ゾッとする・・・当時の本にはそんなこと書かれていなかった。Photo:2012/07/08  @滋賀県、高島市

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