2009年5月11日月曜日

第八十二夜/ケラ・ケラ・おけら


 水田近くの側溝にケラ(おけら)が落ちていた。水田の突然土が起され、掘り出されたケラが逃げる時に落ち込んだようだ。ケラの前脚は土中にトンネルを掘ることや泳ぐ事は出来てもコンクリートの壁は登れない。ケラにとてもよく似た動物に「モグラ」がいるが、ケラはバッタやコオロギの仲間、モグラはほ乳類。どちらも生息環境が似ているために、その体のつくり(体型、手足の構造、体の表面を覆う体毛)も非常に似ている。食べ物は雑食性、普段は土中で植物の根や種子、ミミズ等を食している。そんな生活しているため、探そうと思ってもなかなか見つからないが、この時期はこのような状態で良く見つけることができる。立派に翅で飛び、街灯に飛来する。もちろんコオロギの様に翅をつかって鳴く事もできる。泳ぎも達者。(土に)素早く潜る、走る(地面を)、飛ぶ、泳ぐ、鳴く・・・けっこう優れた身体能力を持っている。Photo:2009/05/11 @滋賀県近江八幡市北之庄

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