2009年5月30日土曜日

第九十一夜/ニレハムシ

 街の中どこにでも居ると言うと大げさだが、このニレハムシはたしかにどこにでもいる。今日はバス停の横にあるアキニレの葉状で見つけた。ケヤキやアキニレなどニレ科の樹木の葉を食べる。 ハムシ(葉虫、金花虫、英語:Leaf beetle)の仲間は、現在日本に約780種が知られるという。体の大きさは1cmにも持たない(6mm前後のものが多い)、名前の通り多くは生きた植物の葉を食べる。不思議な事にそれぞれのハムシの種類によっておおむね食べる植物が決まっている。例えば、ウリ科の植物を食べる「ウリハムシ」、山芋を食べる「ヤマイモハムシ」などなど、だから見つけた時には必ずハムシがいた植物も調べておけば後で種類を調べやすい。このハムシ達、農作物に被害をもたらす種類も少なくない。ニレハムシもしばしば公園や街路樹のケヤキに被害を与える。ハムシの仲間は形や文様は多様だが、比較的簡単な形のものが多く、いわばコガネムシを小さくしたような虫である。写真を撮ろうと安易に近づいたり、葉っぱに触れると脚を縮め、ポトリと落ちて逃げてしまう。Photo:2009/05/29 @熊野神社、京都市左京区.

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