2009年5月23日土曜日

第九十夜/徘徊するクモ・コアシダカグモ

 昔、深夜に部屋の灯りをつけると床の間の壁に手の平サイズのクモがよくいた。こちらがビビっている間に障子や襖のすき間にささっ・・・とかすかな足音と共に消えていく。なんとも迫力があった。近頃ではすっかり見なくなってしまったが、今も家のどこかに生息しているのだろうか。今夜見たクモはこの「アシダカグモ」に似ている「コアシダカグモ」、「コ」と名前の頭に付くが大きさはさほど変わらない。アシダカグモが家屋に棲むのに対して、こちらは主に崖地や樹林内、洞窟など屋外で見られる。体は褐色で全身にまだら模様、脚には小さな白点がある徘徊性のクモ。アシダカグモ同様、夜間に活動する。Photo:2009/05/22 少し小ぶりの個体、建物の外壁にへばりついていた。頭は下。

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