2009年5月13日水曜日

第八十三夜/ごきげんようトノサマガエル姫


 出張のために朝一番で京都駅に向う。午前5時30分、京都御苑のそばの地下鉄(丸太町駅)出入口の階段を駆け下り改札へ、そこでびっくり。改札の近くの床に大きなトノサマガエル(女の子かな)がいるではないか・・・誰かの落とし物ではあるまいし、きっと京都御苑から跳ねて来て、不幸にも階段を下りて来てしまったようだ。仕方あるまい、まだ時間はある京都御苑に連れ戻すか・・・幸い彼女はおとなしかった(でも大きくて手の平に収まらない)。彼女を持って階段を上る。御苑の樹木の下に放す。やれやれ・・・そこで気づいた「しまった!」写真を撮るのを忘れていた。地下鉄に乗れなかったことは「しまった」とは思わないけど(地下鉄のドアが閉まっただけのことだから)、こればっかりは「しまった!」である。英国では、カエルは幸福を連れて来る生きものの象徴だし、グリム童話の「カエルの王様」はハッピーエンドなお話として有名。今朝一番のカエルとの出会い、彼女を森に放したら、魔術がとけてカエルがお姫様に変身したって事は起らなかったが、今日は良い一日だった。感謝。【2009/05/13】Photo: 写真は別の場所で撮影したトノサマガエル @新潟県川西町

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