2015年7月22日水曜日

第七百四十八夜/ハイイロゲンゴロウ

 堤防上の道に開いた穴(わだち)には、台風のあとの雨水が溜まっている。地道なのでその水は泥で濁ってる。その中を慌ただしく泳ぐ昆虫がいる、ハイイロゲンゴロウ(Eretes sticticus)。時おり通過する車が水を蹴散らしいっそう濁らせる、水深が浅いので日中はほとんど温水状態、おそらく数日もすれば干上がってしまうだろう。だがそんな状態の中、かれらは元気にやっている。まったくその逞しさには驚かされる。こんなところにやって来る捕食者はセキレイぐらいのものか。こんな場所も環境に耐えれば安全の水辺か。Photo:2015/07/20 @蛇砂川、近江八幡市、滋賀県

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