なにやら「幻の赤いクワガタ」と子ども達の間では評判になっているらしい? その正体は、ツチハンミョウ科のヒラズゲンセイ(Cissites cephalotes)。クワガタの仲間ではないが、その大きなアゴがそういうイメージをつくるのだろう。約70年前に高地で発見されかつては「トサヒラズゲンセイ」と呼ばれていた、その後、東南アジアのものと同種と判明し現在の種名となったらしい。近畿では和歌山県湯浅町(1976年),淡路島(1977年),神戸市北区(1985年)、大阪府貝塚市(1999年)その後、滋賀県(2008年)まで分布を拡大している。そして昨日、京都御苑で確認した。自然解説の案内板木部のクマバチの巣孔位置口に止まっていた。近くには他に♂1、♀1。この種の存在は子どもの頃から図鑑では知っていた。赤い体に大きな顎、そしてバランスの悪い頭部の形。なんともかっこう悪い虫だなと思っていた。それとようやく出会えた。本種の体内には有毒成分の「カンタリジン」を有します。体をつかむ、体液にふれる等して分泌された毒液が皮膚に触れると水ぶくれ等をおこします。ちょっと注意が必要。Photo:2015/06/30 @京都御苑、京都市
0 件のコメント:
コメントを投稿