2013年7月25日木曜日

第五百四夜/トンボの特徴はなにか?

 トンボ(写真:シオカラトンボ♀(Orthetrum albistylum)の体は実に良く出来ている。特に複眼や翅の構造の特徴は図鑑に書かれているが、その脚も秀逸でありながらあまり書かれていない。その機能は、まず最初に獲物を捕らえる道具。小さな昆虫を飛びながら捕獲するための網の役目を持つ、6本の細い脚の間には獲物を取り逃がさないように細かや刺がある。次に休むための道具、トンボは細い草木の葉先・枝先に止まり休む。休む場所は風で揺れたりして不安定なところが多い、必ずしも水平な場所だけでなく、垂直の場所にも止まらなくてはいけない。しかも餌を食べる時は、前脚で獲物を抱えている。その時に脚の刺や長い後脚が上手く機能している。空中を自由に飛び、餌を捕らえるトンボにとって、翅と脚は切り離す事の出来ない身体構造と判る。Photo:2013/07/23 @仰木、大津市、滋賀県

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